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統合失調感情障害を予防するのに今マグネシウムが注目されている?

【はじめに】

統合失調感情障害とは、「統合失調症」と「気分障害あるいは感情障害」の両症状が出現する病気のことであり、本邦では若年層において罹患率が高い精神疾患であると言われています。

そして、マグネシウムはミネラル成分のひとつであり、体内で多くの酵素の働きを助けていると同時に、精神機能を含めて生体のエネルギー産生機構に深く関与していると考えられています。

以前から我が国では日常生活内で積極的に意識してマグネシウムを摂取している方は比較的少なく、マグネシウムの摂取量が減少することで様々な病気に陥りやすいことが問題視されてきました。

そういった背景を受けて、近年では効率よく簡便にマグネシウム成分を補うことができるマグネシウムサプリメントやマグネシウムクリームという製品を日常的に活用する人も数多く存在しています。

今回は、統合失調感情障害にならないために日常生活でマグネシウム製品を取り入れる重要性について説明します。

【第1章】統合失調感情障害とは?

統合失調感情障害は、双方の精神障害が組み合わさった状態であると考えられ、様々な心理的症状が多彩に出現することが知られています。

統合失調感情障害が発症する原因は、統合失調症と同様に現代の医学領域ではいまだに解明されていませんが、神経伝達物質のバランスの乱れなど脳機能の低下が発症に大きく関連していると考えられています。

それ以外にも、様々な精神疾患と同様に慢性的に続くストレス、突発的に引き起こされるイベント、遺伝的要因なども発症に影響していると伝えられています。

統合失調症感情障害の主な症状は、統合失調症と気分障害で認められる特徴に準じて、幻覚、幻聴、被害妄想、支離滅裂な言動、抑うつ、過剰な興奮などが挙げられます。

特に、死神など実在しない存在を指摘する、「殴るぞ」といった暴言が聞こえる、自分が隠されたカメラで監視されているように感じる、命を狙われているなどの幻覚や幻聴、被害妄想を認め、時にそういった症状が出現するため他者に暴力を振るう場合もあります。

また、統合失調感情障害の人は、頭の中で自分の考えを上手く整理することが難しく、言動が支離滅裂になるという症状が特徴のひとつとして認められます。

行動が支離滅裂になると、周囲とのコミュニケーションが順調にできなくなり、気分が塞ぎ込んで、病状が発展すれば引きこもりに陥るケースも少なくありません。

【第2章】統合失調感情障害にならないためにマグネシウム製品を取り入れる重要性

家族や友人など親しい人が、元気がなく落ち込んでる日が続くとともに、幻覚や妄想といった症状が現れる際には「統合失調感情障害」と呼ばれる病気の可能性が考慮されるため、専門施設による適切な診断と治療が必要です。

統合失調感情障害に対する薬物療法では幻覚や幻聴だけでなく、抑うつや興奮などの症状を抑制するために、非常に様々な種類の薬剤服用が行われます。

一般的に、薬物療法は本質的で根本的な治療というよりも症状緩和のために実施される治療と認識されており、過剰な使用は薬物依存や薬剤の副作用リスクの増大に繋がるため、精神療法にも同時に取り組んで実践することが重要なポイントです。

統合失調感情障害におけるカウンセリングを含めた精神療法には、非常に様々な種類があり、それぞれで異なるアプローチが実践され、行動療法では適切な行動を患者自身が選択できるかどうかを確認しながら、専門職によって行動の矯正を実施します。

統合失調感情障害患者は入院などの治療期間が長期にわたることによって、日常生活技能が著明に低下することが知られており、急性期治療を脱した後は速やかに地域社会へ移行することが重要なポイントと認識されています1)。

そして、マグネシウムの生理的な効果としては、エネルギーの生成やタンパク質の合成、神経・筋肉のコントロール、心機能や血圧調整のみならず神経系作用を制御する役割もあるために精神的な要素や睡眠活動にも効果があるとされています。

人体内で数えて7番目に多いミネラルであるマグネシウムは、精神的な情動安定とストレス防御という観点も含めて生体内におけるすべてのエネルギー活動の場で重要な役割を持っていると言われています2)。

それと同時に、マグネシウムには神経の興奮を抑えて神経伝達を正常に保つ働きがあるとも伝えられているため、マグネシウムを普段から前向きに摂取することで高ぶる気持ちを鎮めて安定した精神状態を保持する作用があります。

さらに、マグネシウムというミネラルは精神的なリラックス効果だけでなく、全身の筋肉自体を弛緩させる作用も期待されています。

一般的に、マグネシウムを豊富に含む食材は大豆や豆腐などの豆類のほかに海藻類などが挙げられる以外にも、ホウレンソウのような緑色の葉野菜、マメ科植物、ナッツ類なども有名なマグネシウム成分の供給源となっています。

特に、最近では健康志向が高まる中で、自分の食生活に不安を抱く人や健康増進を深く求める方々がいわゆる健康食品の一つであるサプリメントに期待をかけて、日常的に摂取されています。

生体の微妙な恒常性の維持をしている観点から、マグネシウムという物質は広範囲にわたって我々の身体において深く機能しているがゆえに昨今でもサプリメントなどの健康食品類が注目されています。

同様に、これまでにオーソモレキュラー医学会はマグネシウム摂取の必要性を度々に渡って強く訴えており、極端な緩下作用を生じることなく適切な用量でマグネシウムを取り入れる方法として経皮マグネシウムを推奨しています。

日本人はマグネシウム不足になりやすく、半数以上の方が理想値には達していないことからも、食事やサプリメント以外の方法で毎日でも使用できる経皮マグネシウムクリーム製品が勧められています。

こうした観点から、統合失調感情障害を引き起こさないためにも最低限のマグネシウムを摂取することが重要であり、その手段としてサプリメントや経皮的クリームなどのツールを上手く活用する必要があると考えられます。

【まとめ(おわりに)】

統合失調感情障害は、統合失調状と感情障害症状の症状があわせて認められる障害であり、対人関係など日常生活に大きな支障をもたらす疾患ですので、早期の段階で精神科など専門施設を受診して適切な治療を行うことが大切です。

統合失調感情障害に有効とされる治療法に「薬物療法」と「精神療法」が挙げられ、両者を計画的に確実に実践することが、統合失調感情障害の治療には重要な観点となります。

そして、私たちの体内に確かに存在して色々な生命活動をサポートしてくれているミネラル成分の代表格が、「マグネシウム」です。

特に、ストレスが過剰にかかる現代ではマグネシウム摂取量そのものが不足傾向であると指摘されています。

今一度日々の食事内容や生活習慣スタイルを見直しながら、マグネシウム成分の摂取方法を工夫することによって統合失調感情障害を引き起こさないためにも有意義な生活をみんなで過ごしましょう。

今回の情報が少しでも参考になれば幸いです。

引用文献

1)嶽北 佳輝, 坂井 志帆, 村田 知康, 織田 裕行, 田近 亜蘭, 吉村 匡史, 加藤 正樹, 木下 利彦:大学病院外来におけるrisperidone持効性注射製剤の使用経験─慢性期統合失調症および失調感情障害患者57例に対する6カ月間の臨床的検討─. 総合病院精神医学. 2011 年 23 巻 3 号 p. 287-294

DOI https://doi.org/10.11258/jjghp.23.287

2) 藏前尚子:2型糖尿病におけるマグネシウムの役割. JICD, 2015, Vol. 46, No.1.p56-61.

DOI https://www.icd-japan.gr.jp/pub/vol46/17-vol46.pdf

著者について

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■専門分野
救急全般、外科一般、心臓血管外科、総合診療領域

■プロフィール
平成19年に大阪市立大学医学部医学科を卒業後に初期臨床研修を2年間修了後、平成21年より大阪急性期総合医療センターで外科後期臨床研修、平成22年より大阪労災病院で心臓血管外科後期臨床研修、平成24年より国立病院機構大阪医療センターにて心臓血管外科医員として研鑽、平成25年より大阪大学医学部附属病院心臓血管外科非常勤医師、平成26年より救急病院で日々修練しております。

■メッセージ
私はこれまで消化器外科や心臓血管外科を研鑽して参り、現在は救急医学診療を中心に地域医療に貢献しております。日々の診療のみならず学会発表や論文執筆等の学術活動も積極的に行っております。その他、学校で救命講習会や「チームメディカル:最前線の医療現場から学ぶ」をテーマに講演しました。以前にはテレビ大阪「やさしいニュース」で熱中症の症状と予防法を丁寧に解説しました。大阪マラソンでは、大阪府医師会派遣医師として救護活動を行いました。