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猩紅熱を予防するのに今マグネシウムが注目されている?

【はじめに】

A群溶血性レンサ球菌は、上気道炎や皮膚感染症などの原因菌としてよくみられるグラム陽性菌であり、小児科領域を中心とした感染症疾患としてありふれた病原体のひとつです。

A群溶血性連鎖球菌は、唾液や鼻水を介して広がる飛沫感染が主流ですが、食材を介して感染が拡大することもあります。

細菌の侵入部位や組織によって多彩な臨床症状を引き起こすことが知られていて、日常的に遭遇する疾患として、急性咽頭炎以外にも蜂巣織炎や猩紅熱(読み方:しょうこうねつ)が挙げられ、特に猩紅熱はA群溶血性連鎖球菌が原因となって発症します。

そして、これまで積み重ねられてきた知見から、マグネシウムの欠乏が急性心筋梗塞や脳血管疾患などの生活習慣病に加えて猩紅熱の発症などに関与していることが判明しつつあります。

マグネシウムの欠乏が、高血圧や心筋梗塞症、心肥大、糖尿病、脳血管疾患、腎疾患の発症に関与していることが分かってきており、マグネシウムというミネラルは種々の生体機能に重要な役割を果たしていることが理解できます。

最近では複数のミネラルやビタミンを同時に補うことができるサプリメントによってマグネシウム成分を摂取する人も多く存在しています。

今回は、猩紅熱を発症しないために日常生活においてマグネシウム製品を取り入れる重要性について説明します。

【第1章】猩紅熱とは?

A群溶血性連鎖球菌に感染後2~5日の潜伏期間を経て猩紅熱を発症すると、主に全身に広がりうる皮膚の発疹と咽頭炎、扁桃炎などが出現します。

猩紅熱は、急激な発熱と咽頭炎・扁桃炎に伴う喉の痛みが多く認められ、扁桃部には膿が付着して炎症を引き起こします。

喉が痛い症状が出現してからおよそ1日後に特に腋窩や鼠径部に皮膚症状が現れることが多く、皮膚の発疹自体は小さくて点状に赤みを帯びていて、舌には「イチゴ舌」と形容されるようなぶつぶつの皮疹が出現することもあります。

皮疹の特徴としては、紅色の点状ないし粟粒大の小丘疹で、頸部、腋窩、鼠径部などから始まり、徐々に体幹へと拡大し、顔面では、両頬部に紅斑が見られ、口周囲は白く抜け、口角炎を伴います。

皮疹は全身に広がった後、5~6日で消退し始めて、そのあとから体幹・四肢の部分は色素沈着を認めて、これらの発疹所見は感染後おおむね1週間前後で治癒していきます。

猩紅熱は、特別に治療しなくとも自然に治癒することが期待できる病気ではありますが、ごく稀にリウマチ熱や急性糸球体腎炎などを続発して発症し、心不全症状や関節痛、身体のむくみ、血尿などの合併症を認めることがあります。

猩紅熱は、主に幼児から児童にかけてみられることが多い病気とされています。

これまでの知見では、A群溶血性レンサ球菌に伴う感染症はいずれの年齢でも起こり得ますが、学童期の小児に最も多く、冬場、春から初夏にかけて罹患率のピークが認められています。

レンサ球菌は、小児の扁桃炎など日常診療で頻繁に遭遇する細菌であると言われています1)。

猩紅熱は、通常であれば患者との接触を介して伝播するため、ヒトとヒトとの接触の機会が増加しやすい家庭での兄弟間感染や学校など集団での感染例も多く見受けられます。

【第2章】猩紅熱を改善させるためにマグネシウム製品を取り入れる重要性

猩紅熱に対しては、症状そのものを抑制することができて、リウマチ熱など合併症の一部を予防できる効果を発揮すると考えられている抗生物質を用いて主に治療されますし、咽頭痛や発熱に対して解熱鎮痛剤が活用されることもあります。

さらに、抗生物質を内服して、一定時間経過すると、A群溶血性連鎖球菌を家族や友人など他人に伝播する危険性も減少すると指摘されています。

使用される抗生物質は、ペニシリン系抗菌薬が主要であり、もしペニシリンに対するアレルギーをもともと持っている方の場合には、マクロライド系と呼ばれる別の種類の抗生物質が選択されることもあります。

いずれの場合でも、A群溶血性連鎖球菌を確実に除菌することが治療目標であり、症状が消失してからも処方された抗生物質を自己判断で中断せずに服用完了することが重要です。

そして従来から、本邦では日常生活内で積極的に意識してマグネシウムを摂取している方は比較的少なく、マグネシウムの摂取量が減少することで猩紅熱など様々な病気に陥りやすいことが問題視されてきました。

これまでに数々の研究で、マグネシウムに関する代謝が高血圧、脂質代謝異常、虚血性心疾患や不整脈、そして心不全や心肥大などの循環器疾患の成因と病態に関与している可能性が指摘されてきました2)。

マグネシウムは、人体にとって必須のイオンとされており、日々の健康と生活を支えて維持するのにとても有益な役割を有しています。

マグネシウムは脳や骨格筋のみならず、心臓など様々な臓器においても重要な生理学的役割を果たしていると信じられています。

最近では必須ミネラルの栄養素である「マグネシウム」が慢性的に摂取不足に陥っている人が増えていると頻繁に聞かれます。

通常では、マグネシウムは日々の生活において例えば飲酒時などにも消費されますし、食事から得られる糖質成分をエネルギーとして燃焼させるときにも大量に使用されることが知られています。

生命の基礎ミネラルとも言えるマグネシウムが不足すると、様々な体調不良を引き起こし、敗血症の罹患などに繋がる可能性が伝えられています。

日々の中でサプリメントを摂取する重要性は徐々に周知されており、成人に関してはマグネシウム(クエン酸マグネシウムや塩化マグネシウム)を大体400 mg/日程度摂取することが推奨されています。

マグネシウムは、多くの体内酵素の正常な働きとエネルギー産生を助けるとともに、血液循環を正常に保つのに必要な栄養素です。

通常では、サプリメントの容器には摂取量程度しか記載されていないことが多いため、飲むタイミングはいつが望ましいのか迷ってしまう人も多いです。

基本的には、いつどのようにサプリメントを飲んでもいいのですが、まずは食後に1日の目安量を分けて飲んでみることをお勧めします。

【まとめ(おわりに)】

猩紅熱とは、発熱、咽頭炎、扁桃炎などの症状とともに舌が苺状に赤く腫れて、全身に鮮紅色の発疹が出現する溶連菌による感染症のことであり、幼児期後半から学童期に多く見られる病気です。

基本的には、数日の潜伏期ののち、扁桃に白色膜様物の付着所見に伴って咽頭痛と発熱症状が出現し、ほぼ同時期に皮疹が出現し始めます。

細菌の感染力は比較的強く、治療としてはペニシリン系の抗菌薬を少なくとも10日以上確実に服用します。

そして、私たちのからだの中に確かに存在して色々な生命活動をサポートしてくれているミネラルの中でも、特に現代の人々における心身の健康のために欠かせない代表格が、「マグネシウム」です。

マグネシウムは人体を構成するミネラルの中でも必要量が最も多く、現代人の食生活では不足しやすい栄養素であるので、自分に適したサプリメントや経皮吸収型クリームなどの製品を選択して補給することを心がけることが重要な観点となります。

今一度日々の食事内容や生活習慣スタイルを見直しながら、マグネシウム成分の摂取方法を工夫することによって猩紅熱を引き起こさないためにも有意義な生活をみんなで過ごしましょう。

今回の情報が少しでも参考になれば幸いです。

【引用文献】

1)盛山 吉弘:新・皮膚科セミナリウム 留意すべき皮膚感染症3.レンサ球菌による皮膚軟部組織感染症. 日本皮膚科学会雑誌. 2020 年 130 巻 11 号 p. 2361-2366

DOI https://doi.org/10.14924/dermatol.130.2361

2)建田 早百合, 羽根田 俊, 中村 泰浩, 石田 裕則, 小川 裕二, 菊池 健次郎:慢性透析患者の動脈硬化および虚血性心疾患の成因に関わる血中イオン化マグネシウムの意義. 日本透析医学会雑誌. 1999 年 32 巻 3 号 p. 175-184

DOI https://doi.org/10.4009/jsdt.32.175

著者について

■専門分野
救急全般、外科一般、心臓血管外科、総合診療領域

■プロフィール
平成19年に大阪市立大学医学部医学科を卒業後に初期臨床研修を2年間修了後、平成21年より大阪急性期総合医療センターで外科後期臨床研修、平成22年より大阪労災病院で心臓血管外科後期臨床研修、平成24年より国立病院機構大阪医療センターにて心臓血管外科医員として研鑽、平成25年より大阪大学医学部附属病院心臓血管外科非常勤医師、平成26年より救急病院で日々修練しております。

■メッセージ
私はこれまで消化器外科や心臓血管外科を研鑽して参り、現在は救急医学診療を中心に地域医療に貢献しております。日々の診療のみならず学会発表や論文執筆等の学術活動も積極的に行っております。その他、学校で救命講習会や「チームメディカル:最前線の医療現場から学ぶ」をテーマに講演しました。以前にはテレビ大阪「やさしいニュース」で熱中症の症状と予防法を丁寧に解説しました。大阪マラソンでは、大阪府医師会派遣医師として救護活動を行いました。