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サル痘を予防するのに今マグネシウムが注目されている?

【はじめに】

サル痘は、サル痘ウイルスの感染による急性発疹性疾患です。

サル痘ウイルスの感染源や感染経路については、ウイルス感染した動物に噛まれる、あるいは血液や発疹などと強固に接触することによって二次感染が引き起こされると指摘されています。

主にアフリカ中央部から西部にかけて発生しており、アメリカの疾病対策センターによると、2022年7月現在では、サル痘が定着していない52の国や地域で約6000人弱の感染者が確認されています。

サル痘という病気は、早期的に発見して治療に繋げる事が重要であり、本疾患に罹患しないように予防策を講じることが重要です。

そのような中で、ミネラル成分は主要な三大栄養素である炭水化物や脂質、そしてたんぱく質に加えてビタミンを含めた五大栄養素のひとつと言われており生体にとって重要な要素に位置づけられています。

細菌やウイルス、原虫、寄生虫などの病原体による感染予防の観点から免疫機構を含む生体の微妙な恒常性を維持するために、マグネシウムは広範囲にわたって深く機能しています1)。

我が国でも日常生活内で前向きにマグネシウムを摂取している方は少なく、これまでにもマグネシウムの摂取量が減少することで様々な病気に陥りやすいことが問題視されてきました。

また、近年では効率よく簡便にマグネシウム成分を補うことができるマグネシウムサプリメントやマグネシウムクリームという製品を日常的に活用する人も数多く存在しています。

今回は、サル痘にならないためにマグネシウム製品を取り入れる重要性について説明します。

【第1章】サル痘とは?

サル痘の病原体は、サル痘ウイルスで、ポックスウイルス科オルソポックスウイルス属に分類されています。

二本鎖DNAをゲノムとする長径300nmを越える巨大ウイルスであり、強毒なコンゴ盆地型とやや弱毒な西アフリカ型があります。

サル痘ウイルスは、アフリカのリスなどの齧歯類が自然宿主となっており2)、ヒト、サル、ウサギなどが媒介して感染すると、天然痘に類似した症状を呈します。

主な症状は発熱と発疹で、多くの場合は2〜4週間ほどで自然に回復します。

また、発症してから時間が経つと共に特徴的な皮膚症状が認められます。

皮膚病変は赤い紅斑から始まり、数日から1週間ほどで盛り上がって徐々に1cm程度の水疱や膿を伴った後に、かさぶた(痂皮)で皮膚病変が覆われます。

臨床経過としては、発熱、頭痛、リンパ節腫脹などを中心とした症状が5日程度持続して、発熱症状が出現してから数日後に発疹が出現すると言われています。

リンパ節腫脹は顎下、頸部、鼠径部などを中心に認められます。

サル痘では皮疹は顔面や四肢、手掌や足底部にも出現することがあり、皮疹そのものは徐々に隆起して水疱、膿疱、痂皮と変化していくことが知られています。

ほとんどの場合には、症状は数週間前後持続して自然軽快しますが、時に小児例、免疫不全例、患者の健康状態や合併症の有無などによって重症化の割合が異なってきます。

初期症状にくわえて、皮膚の二次感染、気管支肺炎、敗血症、脳炎、角膜炎などの様々な合併症を引き起こすことがあります。

【第2章】サル痘にならないためにマグネシウム製品を取り入れる重要性

サル痘ウイルスはラット、リス、サルなどに感染することが広く知られており、特にアフリカ地域では動物がサル痘ウイルスに感染しているリスクが高いと考えられています。

したがって、動物に噛まれない、血液に触れないなどの基本的な感染予防対策を講じることが重要であるとともに、アフリカから輸入された動物を家庭で飼育する場合も感染を引き起こす危険性があるために十分な留意が必要です。

海外では、サル痘予防に対しては、天然痘ワクチンが有効であると考えられており、サル痘ウイルスに曝露した時から4日以内のワクチン接種で感染予防効果があり、曝露後2週間以内の接種で重症化予防に繋がると期待されています。

また、人間の身体の内部ではマグネシウムという成分は通常では多くの酵素を活性化する重要な役割を担っており、生命維持に必要な様々な代謝機構に関与しているファクターと言われています。

そんなマグネシウムの摂取が不足すると、生活習慣病のみならずウイルス感染症や全身性炎症反応とも密接に関連していることがこれまでの調査研究でも徐々に解明されつつあります。

したがって、生命の基礎ミネラルとも言えるマグネシウムが不足すると、様々な体調不良を引き起こし、同時に免疫力が低下してサル痘を含めて感染症発症に繋がる可能性があると考えられます。

現在のところ、健康食品やサプリメントの市場規模は年々拡大していると言われています。

昨今注目を浴びている「サプリメント」は、ある成分が濃縮されて、錠剤やカプセルなど、通常の食品とは違う形をして作られた製品を指しており、最近ではサプリメントを通じてマグネシウムを補給する方法は一般的に普及され多くの人が利用しています。

皆さんの周りにも健康食品を使われている方が大勢いらっしゃるかもしれませんし、ひと昔前に比べてサプリメントをはじめとする健康食品の情報が満ちあふれています。

近年の調査では、約3割の方が健康食品を毎日利用しており、さらにおおむね8割程度の方が実際にこれまでにサプリメント製品を利用した経験があるという結果が出ています。

マグネシウムは、果物や野菜、または経口サプリメントを組み合わせた食事成分として体内に摂取され、特に経口マグネシウムサプリメントは、成人1日あたりで約350 mg(マグネシウム元素量)の摂取量以下であれば安全域と考えられています。

また、これまでにオーソモレキュラー医学会はマグネシウム摂取の必要性を度々に渡って強く訴えており、極端な緩下作用を生じることなく適切な用量でマグネシウムを取り入れる方法として経皮マグネシウムを推奨しています。

日本人はマグネシウム不足になりやすく、半数以上の方が理想値には達していないことからも、食事やサプリメント以外の方法で毎日でも使用できる経皮マグネシウムクリーム製品が勧められています。

サル痘に罹患しないためにも最低限のマグネシウムを摂取することが重要であり、その手段としてサプリメントや経皮的クリームなどのツールを上手く活用する必要があると考えられます。

【まとめ(おわりに)】

これまでアフリカ大陸の主に西部から中央部の流行地帯でサル痘の発生が確認されていましたが、2022年5月以降において海外渡航歴のないサル痘の感染患者が欧米を中心に世界各国で確認されています。

わが国では、サル痘は感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律で、「4類感染症」に指定されており、保健所などに届出する義務が課せられています。

万が一、発熱、発疹など体調に異常が認められる際には、最寄りの医療機関や保健所に連絡すると同時に、手指消毒等の基本的な感染対策を徹底してください。

さらに、私たちの身体の中に確かに存在して色々な生命活動をサポートしてくれる役割機能を有し、特にサル痘を予防する観点からも現代の人々における心身の健康のために欠かせない代表格が、「マグネシウム」であると言われています。

マグネシウムは人体を構成するミネラルの中でも必要量が最も多く、現代人の食生活では不足しやすい栄養素であるので、自分に適したマグネシウムのサプリメントや経皮吸収型クリームなどの製品を選択して補給するように意識しましょう。

今一度日々の食事内容を見直しながら、マグネシウム成分の摂取方法を工夫することによってサル痘にならないためにも有意義な生活をみんなで過ごしましょう。

今回の情報が少しでも参考になれば幸いです。

引用文献

1)福生吉裕:マグネシウム製剤の臨床治療への有効性. 東京未病研究会雑誌. 1995 年 1 巻 1 号 p. 20-28.

DOI  https://doi.org/10.11288/mibyou1995.1.20

2)厚生労働省HP|サル痘について

DOI https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/monkeypox_00001.html

 

著者について

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■専門分野
救急全般、外科一般、心臓血管外科、総合診療領域

■プロフィール
平成19年に大阪市立大学医学部医学科を卒業後に初期臨床研修を2年間修了後、平成21年より大阪急性期総合医療センターで外科後期臨床研修、平成22年より大阪労災病院で心臓血管外科後期臨床研修、平成24年より国立病院機構大阪医療センターにて心臓血管外科医員として研鑽、平成25年より大阪大学医学部附属病院心臓血管外科非常勤医師、平成26年より救急病院で日々修練しております。

■メッセージ
私はこれまで消化器外科や心臓血管外科を研鑽して参り、現在は救急医学診療を中心に地域医療に貢献しております。日々の診療のみならず学会発表や論文執筆等の学術活動も積極的に行っております。その他、学校で救命講習会や「チームメディカル:最前線の医療現場から学ぶ」をテーマに講演しました。以前にはテレビ大阪「やさしいニュース」で熱中症の症状と予防法を丁寧に解説しました。大阪マラソンでは、大阪府医師会派遣医師として救護活動を行いました。