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胆嚢腺筋症を予防するのに今マグネシウムが注目されている?

【はじめに】

胆嚢腺筋症(英語表記:adenomyomatosis of the gallbladder、略称:ADM)は、胆嚢壁内におけるRokitansky-Aschoff sinus(略称:RAS)の増殖によって胆嚢壁が肥厚する病気です。

そして、これまで積み重ねられてきた知見から、マグネシウムの欠乏が急性心筋梗塞や脳血管疾患などの生活習慣病に加えて胆嚢腺筋症を含む腫瘍性疾患の発症などに関与していることが判明しつつあります。

従来から本邦では日常生活内で積極的に意識してマグネシウムを摂取している方は比較的少なく、マグネシウムの摂取量が減少することで様々な病気に陥りやすいことが問題視されてきました。

そういった背景を受けて、近年では効率よく簡便にマグネシウム成分を補うことができるマグネシウムサプリメントやマグネシウムクリームという製品を日常的に活用する人も数多く存在しています。

今回は、胆嚢腺筋症にならないために日常生活においてマグネシウム製品を取り入れる重要性について説明します。

【第1章】胆嚢腺筋症とは?

胆嚢腺筋症(以下 ADM:adenomyomatosis)は、1960 年に Jutrasが呼称した疾患であると伝えられています1)。

胆嚢腺筋症は、胆嚢壁内の嚢胞性変化、上皮増殖、平滑筋細胞の増生を特徴とする疾患です。

胆嚢腺筋症は、胆石などの存在によって胆嚢内圧が高まった状態が持続することによって次第に発達していくと考えられています。

胆嚢腺筋症は、腫瘍ができるわけでもなく、また炎症が起こるのでもなく、胆のうの壁が厚くなる病気であり、その発症要因としては、胆のう内圧の上昇など様々な諸説が考えられていますが、いまだに明確ではありません。

ADMの約90%に胆石を伴いますので、胆石の症状が主であることが少なくありません。

基本的には、わが国では胆嚢腺筋腫症は胆のう壁1cm内にRASが5個以上増生して、壁が3mm以上に肥厚したものという診断基準が一般的に用いられています。

エコーでRASを示唆する無エコー領域、壁内結石であるcomet like echoが描出されることがADMに特徴的であり、腫瘍性病変との鑑別のためCTやMRCP等にて粘膜面が比較的整であること、漿膜や外壁層が周囲臓器との境界が保たれている所見を確認します。

胆のう腺筋腫症は、主に病変の広がりによって限局型(底部型)、分節型、びまん型に分類されています。

「限局型(底部型)」では、胆のうの底部(胆管とつながっている側の反対部分)を中心に、限定的な範囲で胆嚢の底部など胆のう壁が肥厚するタイプです。

「分節型(輪状型)」は、胆のうの中央付近の内壁が全周性に肥厚して、胆のうに「くびれ」ができることで、胆汁が胆のう内にうっ滞して、結石(胆石)ができることがあります。

「びまん型(広範型)」は、胆のう壁のほぼ全体がびまん性(患部が広い範囲にわたっている状態)に肥厚するタイプです。

胆嚢腺筋症は、胆嚢内腔の表面が平滑で不自然な変形がなく、分節型の胆嚢腺筋腫症では胆嚢内腔は二房性に砂時計様変形を示します。

また、分節型もびまん型においても、多くの場合には壁内に拡張したRASを反映する類円形の微小無エコー域やコメット様エコーが確認されます。

【第2章】胆嚢腺筋症にならないためにマグネシウム製品を取り入れる重要性

胆のう腺筋症のみであれば、侵襲的な治療や手術までに至ることはほぼなく、腹痛など有意な症状が乏しく悪性腫瘍が疑われないケースでは経過を観察して、定期的に状態を確認していきます。

胆のう腺筋症に胆石を合併する、あるいは胆嚢炎や胆嚢がんなどを併発して、腹痛などの自覚症状を伴う場合には手術(主に腹腔鏡下胆のう摘出術)を実施します。

それ以外にも、良性、悪性の判断が困難である、膵胆管合流異常を合併しているなどの場合には、前向きに手術による治療を検討します。

胆のう摘出を目的とした手術には、開腹手術や腹腔鏡下術が考えられていて、近年では腹腔鏡下術が選択されることが多く、開腹手術に比べて患者さまの身体への負担が少ないため、早期の社会復帰が期待できるという利点があります。

そして、マグネシウム自体は血液中に約1%程度しか存在していないものの、これまでの数々の研究によって重要な生体因子のひとつであると言われています2)。

人間の身体の内部では、マグネシウムという成分は通常では多くの酵素を活性化する重要な役割を担っており、生命維持に必要な様々な代謝機構に関与しているファクターと言われています。

マグネシウムは、ミネラル成分のひとつであり、体内で多くの酵素の働きを助けていると同時に、実際にエネルギー産生機構に深く関与しております。

マグネシウムは、普段摂取している栄養素の合成や分解に携わる工程以外にも遺伝情報の発現、免疫機能の維持などにも寄与していますから、マグネシウムが生体内で欠乏すると低免疫状態から胆嚢腺筋症を含む腫瘍性疾患の罹患リスクが上昇すると考えられます。

通常では、マグネシウムは主に植物性・動物性食物、そして飲料に広く含まれているとされており、ホウレンソウのような緑色の葉野菜、マメ科植物、ナッツ類なども優れたマグネシウム成分の供給源となり得ます。

一方で、最近では健康志向が高まる中で、自分の食生活に不安を抱く人や健康増進を深く求める方々がいわゆる健康食品の一つであるサプリメントに期待をかけて、日常的に摂取されています。

生体の微妙な恒常性の維持をしている観点から、マグネシウムという物質は広範囲にわたって我々の身体において深く機能しているがゆえに昨今でもサプリメントなどの健康食品類が注目されているのです。

また、これまでにオーソモレキュラー医学会はマグネシウム摂取の必要性を度々に渡って強く訴えており、極端な緩下作用を生じずに適量でマグネシウムを取り入れる方法として経皮マグネシウムを推奨しています。

日本人はマグネシウム不足になりやすく、半数以上の方が理想値には達していないことからも、食事やサプリメント以外の方法で毎日でも使用できる経皮マグネシウムクリーム製品が勧められています。

こうした観点から、胆嚢腺筋症に罹患しないためにも普段から最低限のマグネシウムを摂取することが重要であり、その手段としてサプリメントや経皮的クリームなどのツールを上手く活用する必要があると考えられます。

【まとめ(おわりに)】

胆のう腺筋症とは、胆のうの壁が通常よりも分厚くなる病気であり、胆のう腺筋腫症は、病変の部位やその広がりから、大きく3タイプに分けられます。

胆のう腺筋腫症は、無症状で経過し、特有の症状はないことが多いと言われていますが、胆石や胆嚢炎を発症すると、右上腹部の痛みや腹部違和感などの症状を伴う場合があります。

実際の治療場面では、個々の患者例の全身の状態や症状を考慮しながら、消化器内科専門医や外科医とともに治療計画を立てていきます。

そして、私たちのからだの中に確かに存在して色々な生命活動をサポートしてくれているミネラルの中でも、特に現代の人々における心身の健康のために欠かせない代表格が、「マグネシウム」です。

マグネシウムは人体を構成するミネラルの中でも必要量が最も多く、現代人の食生活では不足しやすい栄養素であるので、自分に適したサプリメントや経皮吸収型クリームなどの製品を選択して補給することを心がけることが重要です。

今一度日々の食事内容や生活習慣スタイルを見直しながら、マグネシウム成分の摂取方法を工夫することによって胆嚢腺筋症を引き起こさないためにも有意義な生活をみんなで過ごしましょう。

今回の情報が少しでも参考になれば幸いです。

【引用文献】

1)守 慶, 窪川 良広, 崔 仁煥, 須山 正文, 信川 文誠ら:胆嚢腺筋腫症に合併した胆嚢癌の臨床病理学的検討. 2010 年 24 巻 5 号 p. 675-682

DOI https://doi.org/10.11210/tando.24.675

2)貝原俊樹ら:低カリウム血症, 低マグネシウム血症により多型性心室頻拍, 心肺停止となった1例.心臓. 2015 年 47 巻 SUPPL.1 号 p. S1_50-S1_54.

DOI https://doi.org/10.11281/shinzo.47.S1_50

著者について

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■専門分野
救急全般、外科一般、心臓血管外科、総合診療領域

■プロフィール
平成19年に大阪市立大学医学部医学科を卒業後に初期臨床研修を2年間修了後、平成21年より大阪急性期総合医療センターで外科後期臨床研修、平成22年より大阪労災病院で心臓血管外科後期臨床研修、平成24年より国立病院機構大阪医療センターにて心臓血管外科医員として研鑽、平成25年より大阪大学医学部附属病院心臓血管外科非常勤医師、平成26年より救急病院で日々修練しております。

■メッセージ
私はこれまで消化器外科や心臓血管外科を研鑽して参り、現在は救急医学診療を中心に地域医療に貢献しております。日々の診療のみならず学会発表や論文執筆等の学術活動も積極的に行っております。その他、学校で救命講習会や「チームメディカル:最前線の医療現場から学ぶ」をテーマに講演しました。以前にはテレビ大阪「やさしいニュース」で熱中症の症状と予防法を丁寧に解説しました。大阪マラソンでは、大阪府医師会派遣医師として救護活動を行いました。