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扁平足を予防するのに今マグネシウムが注目されている?

【はじめに】

扁平足とは、足部の内側縦アーチが低下または消失した変形であると考えられています1)。

扁平足は、激しい運動をする人や長時間の立ち仕事、合わない靴を日常的に履いている人などがなりやすく、早めに対策を行うことで症状を抑えたり、完治したりする場合もあります。

そして、これまで積み重ねられてきた知見から、マグネシウムの欠乏が急性心筋梗塞や脳血管疾患などの生活習慣病に加えて扁平足の発症などに関与していることが判明しつつあります。

筋骨格系組織機能や免疫機構を含む生体の微妙な恒常性を維持するために、マグネシウムは広範囲にわたって深く機能していると言われています。

今回は、扁平足を発症しないために日常生活においてマグネシウム製品を取り入れる重要性について説明します。

【第1章】扁平足とは?

扁平足の代表的な症状は、土踏まずの部分が潰れてしまうこと、あるいは長時間歩いた際の足のだるさのふたつになります。

この症状を引き起こす理由は、足の裏のクッションの役割を果たす筋肉が上手く働いていないためです。

土踏まずを支える筋肉は、足部内在筋と足部外在筋に分けられていて、足部内在筋には、短母指屈筋・母趾外転筋・短趾伸筋があり、足部外在筋は前脛骨筋・ヒラメ筋・長趾屈筋・長母趾屈筋があります。

これらの筋肉の筋力不足・張り・こわばりがあることによって扁平足になってしまうのです。

ランニングやサッカーなど激しい運動や、長時間の立ち仕事による継続的な足への負荷があると扁平足を引き起こしやすくなりますし、ハイヒール・トウシューズ・サイズの合わない靴などを無理に履き続けることもよくありません。

それ以外にも、急な体重増加や土踏まず周辺の骨折・捻挫などの怪我も扁平足を引き起こす原因になります。

扁平足は先天性のものと後天性のものがあり、前者の扁平足は発育不全によるものであり、後者の扁平足は日常的な足への負荷が原因で発症します。

【第2章】扁平足を改善させるためにマグネシウム製品を取り入れる重要性

扁平足の治療では、トレーニング・ストレッチ・マッサージなどを継続して行い改善を図る場合が多いです。

また、歩き方の改善・テーピング・普段の靴に専用のインソールを入れて歩くことによって、症状の悪化を防げる効果が期待できますが、これらの治療で治らない扁平足のケースでは手術を行う場合もあります。

そして、マグネシウムは日々の生活において例えば飲酒時などにも消費されますし、食事から得られる糖質成分をエネルギーとして燃焼させるときにも大量に使用されることが知られています。

従来から本邦では日常生活内で積極的に意識してマグネシウムを摂取している方は比較的少なく、マグネシウムの摂取量が減少することで様々な病気に陥りやすいことが問題視されてきました。

そういった背景を受けて、近年では効率よく簡便にマグネシウム成分を補うことができるマグネシウムサプリメントやマグネシウムクリームという製品を日常的に活用する人も数多く存在しています。

そして、マグネシウム自体は血液中に約1%程度しか存在していないものの、これまでの数々の研究によって重要な生体因子のひとつであると言われています。

人間の身体の内部では、マグネシウムという成分は通常では多くの酵素を活性化する重要な役割を担っており、生命維持に必要な様々な代謝機構に関与しているファクターと言われています。

マグネシウムは、ミネラル成分のひとつであり、体内で多くの酵素の働きを助けていると同時に、実際にエネルギー産生機構に深く関与しております。

一般的に、マグネシウムを豊富に含む食材は大豆や豆腐などの豆類のほかに海藻類などが挙げられます2)。

マグネシウムは、普段摂取している栄養素の合成や分解に携わる工程以外にも遺伝情報の発現、そして筋骨格系組織機能や免疫機能の維持などにも寄与していますから、マグネシウムが生体内で欠乏すると扁平足の発症リスクが上昇すると考えられます。

通常では、マグネシウムは主に植物性・動物性食物、そして飲料に広く含まれているとされており、ホウレンソウのような緑色の葉野菜、マメ科植物、ナッツ類なども優れたマグネシウム成分の供給源となり得ます。

一方で、最近では健康志向が高まる中で、自分の食生活に不安を抱く人や健康増進を深く求める方々がいわゆる健康食品の一つであるサプリメントに期待をかけて、日常的に摂取されています。

生体の微妙な恒常性の維持をしている観点から、マグネシウムという物質は広範囲にわたって我々の身体において深く機能しているがゆえに昨今でもサプリメントなどの健康食品類が注目されているのです。

同様に、これまでにオーソモレキュラー医学会はマグネシウム摂取の必要性を度々に渡って強く訴えており、極端な緩下作用を生じることなく適切な用量でマグネシウムを取り入れる方法として経皮マグネシウムを推奨しています。

日本人はマグネシウム不足になりやすく、半数以上の方が理想値には達していないことからも、食事やサプリメント以外の方法で毎日でも使用できる経皮マグネシウムクリーム製品が勧められています。

こうした観点から、扁平足の症状を改善させるためにも最低限のマグネシウムを摂取することが重要であり、その手段としてサプリメントや経皮的クリームなどのツールを上手く活用する必要があると考えられます。

【まとめ(おわりに)】

扁平足は日頃から足を使って生活している私たちなら、誰でもなり得る病気です。

扁平足を治すことによって、仕事や趣味など様々な場面で利点が多くあります。

扁平足による足の重だるさや、歩行時の不安定感に悩んでいる方は自宅で簡単に始められることから意識するとともに、適切な治療を早期に開始し、根気強く続けることによって扁平足が完治する場合もあります。

そして、私たちのからだの中に確かに存在して色々な生命活動をサポートしてくれているミネラルの中でも、特に現代の人々における心身の健康のために欠かせない代表格が、「マグネシウム」です。

マグネシウムは人体を構成するミネラルの中でも必要量が最も多く、現代人の食生活では不足しやすい栄養素であるので、自分に適したサプリメントや経皮吸収型クリームなどの製品を選択して補給することを心がけることが重要な観点となります。

今一度日々の食事内容や生活習慣スタイルを見直しながら、マグネシウム成分の摂取方法を工夫することによって扁平足を引き起こさないためにも有意義な生活をみんなで過ごしましょう。

今回の情報が少しでも参考になれば幸いです。

引用文献

1) 植木美乃, 和田郁雄, 佐久間英輔ら:小児と成人の扁平足障害に対する評価とリハビリテーションアプローチ. 医学のあゆみ Volume 264, Issue 13, 1215 – 1221 (2018).

DOI http://www.pieronline.jp/content/article/0039-2359/264130/1215

2)山路力也:熱中症予防に効果的な3つの栄養素と3つの料理とは?.

DOI https://news.yahoo.co.jp/byline/ymjrky/20170723-00073620

著者について

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■専門分野
救急全般、外科一般、心臓血管外科、総合診療領域

■プロフィール
平成19年に大阪市立大学医学部医学科を卒業後に初期臨床研修を2年間修了後、平成21年より大阪急性期総合医療センターで外科後期臨床研修、平成22年より大阪労災病院で心臓血管外科後期臨床研修、平成24年より国立病院機構大阪医療センターにて心臓血管外科医員として研鑽、平成25年より大阪大学医学部附属病院心臓血管外科非常勤医師、平成26年より救急病院で日々修練しております。

■メッセージ
私はこれまで消化器外科や心臓血管外科を研鑽して参り、現在は救急医学診療を中心に地域医療に貢献しております。日々の診療のみならず学会発表や論文執筆等の学術活動も積極的に行っております。その他、学校で救命講習会や「チームメディカル:最前線の医療現場から学ぶ」をテーマに講演しました。以前にはテレビ大阪「やさしいニュース」で熱中症の症状と予防法を丁寧に解説しました。大阪マラソンでは、大阪府医師会派遣医師として救護活動を行いました。