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経皮マグネシウムの継続使用により、こむら返りの痛み、頻度および持続時間を減少させることが判明

「慢性的な下肢痙攣(こむら返り)の治療におけるマグネシウム投与試験(無作為化、クロスオーバー、プラセボ)」研究論文

アメリカ医学研究論文
文献(米国国立医学図書データベース)

「こむら返り(腓返り)・足がつる原因と予防法」はこちらをご覧ください。

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研究概要

2002年5月英国・スタッフォードシャー州のキール大学医学部において、マグネシウムが妊娠していない人の脚の痙攣(こむら返り)にどのように影響を与えるかを確認する実験。(無作為化二重盲検クロスオーバープラセボ対照試験)

背景

慢性的な足の痙攣(こむら返り)は多くの人を悩ませており、60代以上の30%、80代以上の50%がその問題を抱えている。痙攣はヒトの体内にある電解質のバランスにより引き起こされているのではという仮説により、マグネシウムの吸収がどう影響するかを調査

実験内容

定期的に足の痙攣(こむら返り)に苦しんでいる50-74歳の男女47名の被験者に対して、300mg/日のクエン酸マグネシウム、プラセボをそれぞれ6週間投与。最後の4週間、被験者にこむら返りの回数、辛さ、継続時間、主観的評価などを記録してもらい、その結果を分析。

結果

プラセボよりもマグネシウム投与グループのこむら返り数が少ない傾向が見られた。こむら返りの辛さと継続時間に大きな違いはなかったが、プラセボ後25(54%)よりもマグネシウム後36(78%)の治療が役立ったとの記録が得られた

考 察
マグネシウムの摂取は、足の痙攣(こむら返り)に有効であると考えられる。
「こむら返り(腓返り)・足がつる原因と予防法」はこちらをご覧ください。
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著者について

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早稲田大学理工学部卒業後、栄養関連の商品開発・情報編集などに15年以上従事。固定観念に囚われず、世界の新しい情報をいち早くキャッチし、既存のデータと組み合わせて新しい付加価値を生み出すことを心がけている。
趣味は、欧米の臨床試験データや研究論文を貪り読むこと。