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ネフローゼ症候群を予防するのに今マグネシウムが必要な理由とは?

【はじめに】

ネフローゼ症候群は、腎糸球体係蹄障害による大量の尿蛋白漏出とそれに伴う低アルブミン血症を特徴とする症候群であると考えられています1)。

アルブミンは本来血管内に水を引き込み、血流を維持する大事な役割を持っていますが、その血液中のアルブミン濃度が下がることで低タンパク血症になり、全身の浮腫や様々な症状が発生する疾患です。

生体の微妙な恒常性の維持にとって、マグネシウムは広範囲にわたって深く機能していると言えます2)が、残念ながら現代の日本人は代表的ミネラルであるカルシウムやカリウムだけでなくマグネシウムも慢性的に不足しています。

昨今では多種類のミネラルやビタミンなどを同時に効率よく補うことができるサプリメントによってマグネシウム成分を摂取する人も多く存在しています。

近年では、サプリメントなどの健康食品の消費量は年々増加しており、いまや約6割もの人が利用していると言われています。

今回は、ネフローゼ症候群にならないためにマグネシウムサプリメントを摂取する重要性について説明します。

【第1章】ネフローゼ症候群とは?

ネフローゼ症候群とは、明確な原因は不明ですが腎臓にある糸球体が炎症を引き起こして血液中に含まれているアルブミンというタンパクが大量に尿中に漏れ出る状態を指しています。

低タンパク血症自体は、腎不全や感染症、心筋梗塞や脳梗塞のような血栓症を合併する危険性があると認識されています。

血中アルブミン濃度が下がると、血管外へ水分が漏れて溜まってしまうことにより、下半身や顔面部などを中心として肺、心臓、腹部のスペースにも水が溜まります。

糸球体とは小さな穴が網目状に空いている微細な血管でできた組織で、ふるいのような役割を持っていることが知られており、本来であれば穴を通過できないアルブミンが、糸球体の炎症によって穴を通過してしまい、尿となって排泄されます。

ネフローゼ症候群の代表的な症状は、全身の浮腫、タンパク尿(尿の泡立ち)、低タンパク血症、易感染性、凝固能亢進などが挙げられます。

基本的には、自覚症状が乏しく、健康診断の尿検査で発覚することもありますが、浮腫症状そのものは下腿前面部を10秒ほど押してへこみが持続するほどの浮腫が出現すると言われています。

また、尿の泡立ちが必ずしもタンパク尿を意味しているとは限りませんが、タンパク尿は尿の泡立ちがみられることが多いと指摘されています。

浮腫が全身に広がり悪化すると急激な体重増加だけでなく、胸腔内や腹腔内のスペースに水成分が溜まることで呼吸苦、食欲低下、腹痛、陰嚢水腫なども認められますし、腎機能が低下して循環する血液量が増えると肺水腫や心不全を引き起こす可能性も懸念されます。

【第2章】ネフローゼ症候群にならないためにマグネシウムサプリメントを摂取する重要性

基本的には、ネフローゼ症候群に伴うタンパク尿の症状に対する治療法は副腎皮質ステロイドの投与であり、実際にステロイドを投与する際には、内服薬か点滴投与を行います。

点滴の場合は、高用量のステロイドを3日間連続で投与するステロイドパルス療法を実践しますが、万が一にもステロイド投与で治療効果が乏しいケース、あるいは再発を繰り返す場合には免疫抑制剤などを用いて追加治療を実施することも見受けられます。

そして、マグネシウムは、数々の臓器に影響を及ぼして多くの体内酵素の正常な働きとエネルギー産生を助けると共に、骨形成や筋骨格の安定度を正常に保つのに必要な栄養素です。

近年になって特に注目を浴びている「サプリメント」は、ある成分が濃縮されて、錠剤やカプセルなど、通常の食品とは違う形をして作られた製品をいいます。

ある調査によるとサプリ製品を購入する際に重要視する点として、過半数以上が「効果や有効性」と答えていたそうですが、その効き目が顕著に出現するまでの期間というのは個人差のみならず、サプリの種類や目的によっても異なりますので念頭に置いておきましょう。

最近では必須ミネラルの栄養素であるマグネシウム成分が慢性的に摂取不足に陥っている人々が増加しているようですが、普段からサプリメントを摂取する利点などについては少しずつ周知されてきています。

ですから、ネフローゼ症候群にならないためにも最低限のマグネシウムを摂取することが重要であり、その手段としてサプリメントを上手く活用する必要があると考えられます。

【まとめ(おわりに)】

ネフローゼ症候群とは、尿の中にタンパク質が多量に出てしまい、血液中のタンパク質が減ってしまう状態を示す症候群であり、主に尿の泡立ちや浮腫などが出現します。

ネフローゼ症候群は、糸球体の炎症でタンパクが漏出して、全身の浮腫や体重増加などが出現する病気であり、重症なケースにおいては肺や心臓などに水が溜まる、あるいは血栓症などの合併症が出現することも見受けられます。

ネフローゼ症候群には、原因が明確な場合と不明な場合があり、厳密に予防することが難しい疾患ですが、適切なタイミングで治療しないと人工透析などを導入しなければいけなくなるかもしれません。

ネフローゼ症候群に罹患した場合は、腎臓に過剰な負担をかけないように日常的にストレスを溜め込みすぎず、塩分やタンパク質の摂取量を控えめに制限することによってある程度の治療効果が期待できます。

そして、私たちのからだの中に確かに存在して色々な生命活動をサポートしてくれているミネラルの中でも、特に現代の人々における心身の健康のために欠かせない代表格が、「マグネシウム」であると言われています。

マグネシウムは生体内の約300種類の酵素をサポートする補助酵素としての重要な役割を果たしていることは周知の事実です。

現在のところ、製薬会社や食品会社から色々な微量元素のサプリメントが販売されており、特にマグネシウム成分を含んでいるサプリメントでは酸化マグネシウムやクエン酸マグネシウムなどの化合物として多彩な形で市販店などにおいて入手することが出来ます。

したがって、日々の食事内容を見直しながら、サプリメントをうまく活用してマグネシウム成分の摂取方法を工夫することによってネフローゼ症候群にならないためにも有意義な生活をみんなで過ごしましょう。

今回の情報が少しでも参考になれば幸いです。

引用文献

1)丸山 彰一, 秋山 真一, 石本 卓嗣ら:ネフローゼ症候群の診断と治療. 日本内科学会雑誌. 2021 年 110 巻 9 号 1972-1980.

DOI https://doi.org/10.2169/naika.110.1972

2)福生吉裕:マグネシウム製剤の臨床治療への有効性. 東京未病研究会雑誌. 1995 年 1 巻 1 号 p. 20-28.

DOI  https://doi.org/10.11288/mibyou1995.1.20

著者について

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■専門分野
救急全般、外科一般、心臓血管外科、総合診療領域

■プロフィール
平成19年に大阪市立大学医学部医学科を卒業後に初期臨床研修を2年間修了後、平成21年より大阪急性期総合医療センターで外科後期臨床研修、平成22年より大阪労災病院で心臓血管外科後期臨床研修、平成24年より国立病院機構大阪医療センターにて心臓血管外科医員として研鑽、平成25年より大阪大学医学部附属病院心臓血管外科非常勤医師、平成26年より救急病院で日々修練しております。

■メッセージ
私はこれまで消化器外科や心臓血管外科を研鑽して参り、現在は救急医学診療を中心に地域医療に貢献しております。日々の診療のみならず学会発表や論文執筆等の学術活動も積極的に行っております。その他、学校で救命講習会や「チームメディカル:最前線の医療現場から学ぶ」をテーマに講演しました。以前にはテレビ大阪「やさしいニュース」で熱中症の症状と予防法を丁寧に解説しました。大阪マラソンでは、大阪府医師会派遣医師として救護活動を行いました。