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胆石症を予防するのに今マグネシウムが注目されている?

【はじめに】

胆石症とは、胆のうや胆管に結石ができたものであり、時に胆石発作と呼ばれる突然の激しい痛みや黄疸、発熱などの症状を呈する病気をいいます。

普段から油の多い食事を頻繁に摂取している人は胆石症が形成されやすく、仮に胆のうの出口に結石が詰まって嵌頓を発症すると強い痛みを引き起こすのです。

また胆のう結石があることで胆のう内の胆汁の流れが滞り、細菌感染を起こし胆のう炎を発症する事に繋がります。

そして、現在のところでは身体の多種多様な症状に対してマグネシウムをいかに適用するなど数多くの研究が実践されています。

従来から積み重ねられてきた知見から、マグネシウムの欠乏が急性心筋梗塞や脳血管疾患などの生活習慣病や炎症性疾患、筋骨格系疾患に加えて胆石症の発症に関与しているという意見が聞かれます。

我が国では日常生活において積極的に意識してマグネシウムを摂取している方は比較的少なく、これまでもマグネシウムの摂取量が減少することで様々な病気に陥りやすいことが問題視されてきました。

近年では効率よく簡便にマグネシウム成分を補うことができるマグネシウムサプリメントやマグネシウムクリームという製品を日常的に活用する人も数多く存在しています。

今回は、胆石症にならないためにマグネシウム製品を取り入れる重要性について説明します。

【第1章】胆石症になる原因とは?

そもそも胆嚢内に存在している胆汁には、コレステロール、レシチン、胆汁酸、ビリルビンなどの成分が含まれており、これらのバランスが保たれていることで普段は液体の状態になっています。

胆石症はこれらの成分バランスが崩れることで発症すると考えられています。

脂質の多い食事を続けると当然のことながら胆汁中のコレステロールの割合が増加します。

そのうちに次第に溶けきれなくなって結石となったものがコレステロール結石であり、このタイプの結石は胆石症の中でおよそ大半を占めているとされています。

加齢とともに発症率は高まる傾向にあるため、中高年以上の発症が多く、コレステロール結石は特に中年以降の肥満の女性にできやすいと言われています。

また、胆石を起こしやすいリスクファクターとして「5F」と呼ばれる略称が知られており、一つ目は、40歳代(Forty)、二つ目は女性(Female)、三つ目は肥満(Fatty)、四つ目は白色人種(Fair)、そして五つ目は多産婦(Fecurd)を表現しています。

それら以外にも、妊娠や急なダイエットなども胆石症を起こしやすくすると指摘されていますし、もともとの体質や食物繊維やタンパク質が少なく脂質や糖質が多い食事を取り過ぎてそれに伴う肥満体形などとも胆石症発症に関与していると言われています。

【第2章】胆石症にならないためにマグネシウム製品を取り入れる重要性

胆石症は腹痛などをきっかけに医療機関を受診して、腹部エコー検査やCT検査などの画像的精査から診断されることが多いと言われています。

胆石症に対する臨床的な診療場面では胆石症診療ガイドラインを基本として考慮されており、胆石症そのものが急性胆嚢炎や急性胆管炎の原因となることも多く経験する為、随伴するこれらの病態の診断や治療を熟考した診療戦略が重要な視点となります。

これらのガイドラインに基づいて胆石症の外科治療の注意点について解説した報告によりますと、胆嚢結石の治療は原則として腹腔鏡下胆嚢摘出術が標準術式と伝えられています1)。

そして、マグネシウムはカルシウム結石の生成を阻害すると言われており、特に胆石症や尿路結石などを患っている方々のマグネシウム摂取量は普段から少なく、主に日常生活において野菜不足が背景にあると考えられています。

マグネシウムは健康を維持するために必須の栄養素の一つであると考えられており、アオノリ、昆布、ヒジキなどの海藻類、大豆、納豆などの豆類、しらす、アサリなどの魚介類、アーモンドなどにマグネシウム成分は多く含まれていることが知られています。

生体の微妙な恒常性の維持をしている観点から、マグネシウムという物質は広範囲にわたって我々の身体において深く機能していると言われてきました。

昨今注目を浴びている「サプリメント」は、ある成分が濃縮されて、錠剤やカプセルなど、通常の食品とは違う形をして作られた製品を指しており、最近ではサプリメントを通じてマグネシウムを補給する方法は一般的に普及され多くの人が利用しています。

マグネシウムは、果物や野菜、または経口サプリメントを組み合わせた食事成分として体内に摂取され、特に経口マグネシウムサプリメントは、成人1日あたりで約350 mg(マグネシウム元素量)の摂取量以下であれば安全域と考えられています2)。

また、これまでにオーソモレキュラー医学会はマグネシウム摂取の必要性を度々に渡って強く訴えており、極端な緩下作用を生じることなく適切な用量でマグネシウムを取り入れる方法として経皮マグネシウムを推奨しています。

日本人はマグネシウム不足になりやすく、半数以上の方が理想値には達していないことからも、食事やサプリメント以外の方法で毎日でも使用できる経皮マグネシウムクリーム製品が勧められています。

こうした観点から、胆石症にならないためにも最低限のマグネシウムを摂取することが重要であり、その手段としてサプリメントや経皮的クリームなどのツールを上手く活用する必要があると考えられます。

【まとめ(おわりに)】

胆石症とは、胆のうや胆管に石(結石)ができることで生じるものであり、腹痛をはじめとするさまざまな症状をきたす疾患の総称です。

この病気は、昨今において食事の欧米化が進み、高脂肪でコレステロールを多く含んだ食べ物を多く摂取する、あるいは食物繊維量の不足、不規則な食生活などが直接的な発症原因と考えられています。

本疾患を予防するためには、普段の食生活の場面で野菜、果物、魚介類を多く摂取するようにして、決まった時間に規則正しく理想的な食事内容をしっかりと確保できるように意識しながら暴飲暴食を控えましょうね。

そして、私たちのからだの中に確かに存在して色々な生命活動をサポートしてくれているミネラルの中でも、特に現代の人々における心身の健康のために欠かせない代表格が、「マグネシウム」です。

マグネシウムは人体を構成するミネラルの中でも必要量が最も多く、現代人の食生活では不足しやすい栄養素であるので、自分に適したサプリメントや経皮吸収型クリームなどの製品を選択して補給することを心がけることが重要な観点となります。

今一度日々の食事内容や生活習慣スタイルを見直しながら、マグネシウム成分の摂取方法を工夫することによって胆石症を引き起こさないためにも有意義な生活をみんなで過ごしましょう。

今回の情報が少しでも参考になれば幸いです。

引用文献

1)今村直哉, 七島篤志, 甲斐真弘:胆石症の外科治療.胆道. 2018 32 1 p. 51-61.

DOI https://doi.org/10.11210/tando.32.51

  1. Guerrera MP, Volpe SL, Mao JJ. Therapeutic uses of magnesium. American Family Physician 80:157-162, 2009.

DOI http://www.aafp.org/afp/2009/0715/p157.html

著者について

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■専門分野
救急全般、外科一般、心臓血管外科、総合診療領域

■プロフィール
平成19年に大阪市立大学医学部医学科を卒業後に初期臨床研修を2年間修了後、平成21年より大阪急性期総合医療センターで外科後期臨床研修、平成22年より大阪労災病院で心臓血管外科後期臨床研修、平成24年より国立病院機構大阪医療センターにて心臓血管外科医員として研鑽、平成25年より大阪大学医学部附属病院心臓血管外科非常勤医師、平成26年より救急病院で日々修練しております。

■メッセージ
私はこれまで消化器外科や心臓血管外科を研鑽して参り、現在は救急医学診療を中心に地域医療に貢献しております。日々の診療のみならず学会発表や論文執筆等の学術活動も積極的に行っております。その他、学校で救命講習会や「チームメディカル:最前線の医療現場から学ぶ」をテーマに講演しました。以前にはテレビ大阪「やさしいニュース」で熱中症の症状と予防法を丁寧に解説しました。大阪マラソンでは、大阪府医師会派遣医師として救護活動を行いました。