感染性腸炎を予防するのに今マグネシウムが注目されている?

【はじめに】

感染性腸炎という病気は病原微生物が主に人体の腸管内に侵入したのちに増殖して下痢や腹痛などの症状を引き起こす疾患です。

細菌やウイルスによって発症する感染性腸炎は病原体が増殖する腸管の場所によって、大きく小腸型と大腸型に分類されて、その感染部位によって自覚される症状がある程度決まると言われており、特に下痢症状はほぼ必発です。

そして、これまで積み重ねられてきた知見から、マグネシウムの欠乏が急性心筋梗塞や脳血管疾患などの生活習慣病に加えて感染性腸炎を含む感染症疾患の発症などに関与していることが判明しつつあります。

細菌やウイルスなどの病原体による感染予防の観点から免疫機構を含む生体の微妙な恒常性を維持するために、マグネシウムは広範囲にわたって深く機能しています1)。

従来から本邦では日常生活内で積極的に意識してマグネシウムを摂取している方は比較的少なく、マグネシウムの摂取量が減少することで様々な病気に陥りやすいことが問題視されてきました。

そういった背景を受けて、近年では効率よく簡便にマグネシウム成分を補うことができるマグネシウムサプリメントやマグネシウムクリームという製品を日常的に活用する人も数多く存在しています。

今回は、感染性腸炎にならないために日常生活においてマグネシウム製品を取り入れる重要性について説明します。

【第1章】感染性腸炎になる原因とは?

感染性腸炎を引き起こす病原体としては細菌、ウイルス、寄生虫などが挙げられます。

ウイルスでは、ノロウイルス、ロタウイルス、アデノウイルス、エンテロウイルスが良く知られていますし、細菌性ではサルモネラ、カンピロバクター、腸管ビブリオ、腸管出血性大腸菌、細菌性赤痢、コレラ、腸チフス、黄色ブドウ球菌などが原因菌として存在します。

ノロウイルスはウイルス性胃腸炎の原因ウイルスのひとつであり、特に冬季に流行しやすいと言われています2)。

多くは古くなった食品や汚染水などによる食中毒を含めた感染経路が有名ですが、ペットや人同士からの接触感染もあり得ますし、傾向として夏期シーズンには細菌性腸炎、一方で冬から春の時期にかけてはウイルス性腸炎が多く経験されます。

寄生虫に関しては、赤痢アメーバ症、回虫症、腸アニサキスなど非常に多彩な病原体が知られています。

感染性腸炎の感染経路は、汚染された水、古い食品からの感染、感染患者からの糞口感染などが考えられます。

例えば、カキを含む二枚貝はノロウイルス、寿司からはロタウイルス、鶏肉や加熱が不十分な食肉はカンピロバクター、卵やその加工品ではサルモネラ属、古くなったお弁当からは黄色ブドウ球菌、残っていたシチューやカレーにはウェルシュ菌が検出されやすくなります。

【第2章】感染性腸炎にならないためにマグネシウム製品を取り入れる重要性

ウイルス性でも細菌性でも、感染性腸炎を予防するもっとも重要な手段は手洗いや消毒をこまめに実行することであり、食事前や調理する際中、トイレをした後などはしっかりと手洗いを行うように心がけましょう。

感染性腸炎を罹患した患者さんの便や嘔吐物など汚染処理を実施する場合には換気を十分に行ったうえで使い捨て手袋やマスクを着用して病原体が出来るだけ舞い上がらないように注意しながら対応しましょう。

ウイルスが原因となる場合はアルコール消毒が無効ですので、次亜塩素酸ナトリウムが含まれた消毒液や市販されている家庭用の漂白剤を希釈したものを使用しましょう。

生肉や二枚貝などに付着した細菌やウイルスを口にすることでも感染性腸炎を発症するため、生鮮食品はよく加熱してから食べることをお勧めしますし、細菌は高温多湿の環境では活発に増殖するため食品購入後はすぐに冷蔵庫に入れて適切に保存しましょう。

そして、マグネシウム自体は血液中に約1%程度しか存在していないものの、これまでの数々の研究によって重要な生体因子のひとつであると言われています。

人間の身体の内部では、マグネシウムという成分は通常では多くの酵素を活性化する重要な役割を担っており、生命維持に必要な様々な代謝機構に関与しているファクターと言われています。

マグネシウムは、ミネラル成分のひとつであり、体内で多くの酵素の働きを助けていると同時に、実際にエネルギー産生機構に深く関与しております。

マグネシウムは、普段摂取している栄養素の合成や分解に携わる工程以外にも遺伝情報の発現、そして免疫機能の維持などにも寄与していますから、マグネシウムが生体内で欠乏すると低免疫状態から感染性腸炎のリスクが上昇すると考えられます。

通常では、マグネシウムは主に植物性・動物性食物、そして飲料に広く含まれているとされており、ホウレンソウのような緑色の葉野菜、マメ科植物、ナッツ類なども優れたマグネシウム成分の供給源となり得ます。

一方で、最近では健康志向が高まる中で、自分の食生活に不安を抱く人や健康増進を深く求める方々がいわゆる健康食品の一つであるサプリメントに期待をかけて、日常的に摂取されています。

生体の微妙な恒常性の維持をしている観点から、マグネシウムという物質は広範囲にわたって我々の身体において深く機能しているがゆえに昨今でもサプリメントなどの健康食品類が注目されているのです。

同様に、これまでにオーソモレキュラー医学会はマグネシウム摂取の必要性を度々に渡って強く訴えており、極端な緩下作用を生じることなく適切な用量でマグネシウムを取り入れる方法として経皮マグネシウムを推奨しています。

日本人はマグネシウム不足になりやすく、半数以上の方が理想値には達していないことからも、食事やサプリメント以外の方法で毎日でも使用できる経皮マグネシウムクリーム製品が勧められています。

こうした観点から、感染性腸炎にならないためにも最低限のマグネシウムを摂取することが重要であり、その手段としてサプリメントや経皮的クリームなどのツールを上手く活用する必要があると考えられます。

【まとめ(おわりに)】

感染性腸炎とは、なんらかの病原体が原因となって嘔吐・下痢・腹痛、発熱などの臨床症状を引き起こす腸の病気です。

その主な治療としては、腸炎の症状を緩和する対症療法が中心であり、嘔吐や下痢症状がひどい際には脱水にならないように水分摂取を促す、もしくは飲水も十分にできない状態であれば病院で点滴を投与することもあり自然に回復するのを期待します。

そして、私たちのからだの中に確かに存在して色々な生命活動をサポートしてくれているミネラルの中でも、特に現代の人々における心身の健康のために欠かせない代表格が、「マグネシウム」です。

マグネシウムは人体を構成するミネラルの中でも必要量が最も多く、現代人の食生活では不足しやすい栄養素であるので、自分に適したサプリメントや経皮吸収型クリームなどの製品を選択して補給することを心がけることが重要な観点となります。

今一度日々の食事内容や生活習慣スタイルを見直しながら、マグネシウム成分の摂取方法を工夫することによって感染性腸炎を引き起こさないためにも有意義な生活をみんなで過ごしましょう。

今回の情報が少しでも参考になれば幸いです。

引用文献

1)福生吉裕:マグネシウム製剤の臨床治療への有効性. 東京未病研究会雑誌. 1995 年 1 巻 1 号 p. 20-28.

DOI  https://doi.org/10.11288/mibyou1995.1.20

2)荻原 真二, 井上 修, 莊司 智和, 窪川 佳世, 松村 大樹, 矢崎 正浩, 井上 克枝:大量調理施設衛生管理マニュアルに基づいたノロウイルス検査法4法の比較. 日本環境感染学会誌. 2019 年 34 巻 2 号 p. 83-87.

DOI https://doi.org/10.4058/jsei.34.83

著者について

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■専門分野
救急全般、外科一般、心臓血管外科、総合診療領域

■プロフィール
平成19年に大阪市立大学医学部医学科を卒業後に初期臨床研修を2年間修了後、平成21年より大阪急性期総合医療センターで外科後期臨床研修、平成22年より大阪労災病院で心臓血管外科後期臨床研修、平成24年より国立病院機構大阪医療センターにて心臓血管外科医員として研鑽、平成25年より大阪大学医学部附属病院心臓血管外科非常勤医師、平成26年より救急病院で日々修練しております。

■メッセージ
私はこれまで消化器外科や心臓血管外科を研鑽して参り、現在は救急医学診療を中心に地域医療に貢献しております。日々の診療のみならず学会発表や論文執筆等の学術活動も積極的に行っております。その他、学校で救命講習会や「チームメディカル:最前線の医療現場から学ぶ」をテーマに講演しました。以前にはテレビ大阪「やさしいニュース」で熱中症の症状と予防法を丁寧に解説しました。大阪マラソンでは、大阪府医師会派遣医師として救護活動を行いました。