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突発性難聴を予防するのに今マグネシウムが注目されている?

【はじめに】

突発性難聴とは、ある日の朝に目が覚めると急に耳が聞こえにくいと自覚するなど突然に発症する難聴の病気であると言われています。

突発性難聴は,突然発症する感音難聴で原因が不明または不確実なものと定義されていて、日常診療でも数多く経験する耳鼻咽喉科領域の主要な疾患です1)。

そして、マグネシウム成分は筋骨格系組織の運動など生体機構に関与している主要ミネラルであると考えられています。

ところが、我が国でも日常生活内で前向きにマグネシウムを摂取している方は比較的少なく、これまでにもマグネシウムの摂取量が減少することで突発性難聴など様々な病気に陥りやすいことが問題視されてきました。

また、近年では効率よく簡便にマグネシウム成分を補うことができるマグネシウムサプリメントやマグネシウムクリームという製品を日常的に活用する人も数多く存在しています。

今回は、突発性難聴にならないために日常生活においてマグネシウム製品を取り入れる重要性について説明します。

【第1章】突発性難聴とは?

過去の厚生省の研究班調査によると、「突発性難聴で治療を受けている人」は年間で約35000人程度と推定されており、患者さんの特徴として男女差はほとんどなく、30~60歳代の年齢層が中心です。

突発性難聴を発症する原因は明確になっていませんが、これまでの研究では内耳のウイルス感染や血流に関する循環障害、日常生活上の慢性的なストレスなどが大きく関与していると考えられています。

例えば、ムンプスウイルスの感染に伴う流行性耳下腺炎では片側の高度難聴をきたすことが知られていますし、突発性難聴を呈する症例の約7%程度はムンプスの不顕性感染(ウイルスに感染したが顕著な症状が現れていない状態)であるとも指摘されています。

また、内耳における血液の循環障害に関しては、耳の奥の聴力と平衡を司る内耳と呼ばれる器官を栄養する血管が痙攣する、あるいは何かを契機にして狭窄することで難聴の症状が生じると考えられています。

突発性難聴では、これまで健康的で特に耳の病気を経験したことのない人々が、突然に耳が聞こえなくなる難聴症状が認められて、それに付随する形で耳鳴りやめまいを併発して合併することがあります。

難聴症状については、通常であれば左右いずれか片側のみに認められて、再発することはほとんどなく、難聴症状を発症してから治療を開始するまでの間に難聴症状の重症度が大きく変動することはありません。

突発性難聴とは、突然、耳の聞こえが悪くなり、耳鳴りやめまいなどを伴う原因不明の疾患として認識されていて、主に30~60歳代の働き盛りの方々に多くみられる病気であり、ストレスや過労、睡眠不足、糖尿病などを抱えている人は発症しやすいことが判明しています。

特に、突発性難聴とストレスとの関係は注目されていて、肉体的な負担や精神的なストレスも突発性難聴の引き金になると考えられています。

人間は、睡眠不足や悪い人間関係など多大なストレスを感じると自然と交感神経が活発化して血管が収縮して、血管が収縮すると内耳は血流不足になって循環障害が起こります。

血流不足では酸素など必要な成分が十分に内耳に供給されない結果として、内耳機能が悪影響を受けて突発性難聴が発症するという考えもありますし、日々継続するストレスに伴って内耳障害を引き起こすウイルスが再活性化して難聴症状を呈する可能性があります。

【第2章】突発性難聴にならないためにマグネシウム製品を取り入れる重要性

突発性難聴を発症した場合には、症状が出現してから1週間以内に治療を開始することが重要であり、最もよく行われる治療策としてはステロイドホルモン剤やビタミンB12製剤の投与です。

通常の治療期間は1週間から10日前後であり、3日間隔で高濃度から徐々に投与量を減らしていくのが一般的ですし、同時に糖尿病などの疾患の有無について血液検査などを実施して評価することもあります。

これらの初期治療で改善がみられない際には、プロスタグランジン薬などの血管拡張剤を投与、あるいは高圧酸素療法、ステロイドホルモン剤の鼓室内投与、星状神経節ブロックなどの追加治療が検討されることも想定されています。

そして、全身の骨密度や筋肉強度を高める、あるいはストレスに対する精神的安定性を得るためにはマグネシウムなどの主要ミネラルもたくさん摂取する必要があると言えます。

昨今注目を浴びている「サプリメント」は、ある成分が濃縮されて、錠剤やカプセルなど、通常の食品とは違う形をして作られた製品を指しており、最近ではサプリメントを通じてマグネシウムを補給する方法が一般的にも広く普及しています。

マグネシウムは、果物や野菜、そして経口サプリメントを組み合わせた食事成分として体内に摂取され、特に経口マグネシウムサプリメントに関しては成人1日あたりで約350 mgの摂取量以下であれば比較的安全域であると伝えられています2)。

また、これまでにオーソモレキュラー医学会はマグネシウム摂取の必要性を度々に渡って強く訴えており、極端な緩下作用を生じることなく適切な用量でマグネシウムを取り入れる方法として経皮マグネシウムを推奨しています。

日本人はマグネシウム不足になりやすく、半数以上の方が理想値には達していないことからも、食事やサプリメント以外の方法で毎日でも使用できる経皮マグネシウムクリーム製品が勧められています。

突発性難聴にならないためにも最低限のマグネシウムを摂取することが重要であり、その手段としてサプリメントや経皮的クリームなどのツールを上手く活用する必要があると考えられます。

【まとめ(おわりに)】

突然に耳が聞こえにくい症状を来す突発性難聴は、誰にでも発症する可能性がある難聴疾患であり、その発症原因が明確にわかっておらず、予防法といえるような対策も厳密にはありませんが、日々のストレスや疲労が引き金になることもあると考えられています。

身近な病気といえる「突発性難聴」は、特に継続する肉体的、あるいは精神的なストレスや負担が発症の引き金になると言われていますので、過労や睡眠不足など、誘因となることを避けて自分なりにストレス緩和ができれば、発症予防につながることが期待できます。

そして、私たちのからだの中に確かに存在して色々な生命活動をサポートしてくれているミネラルの中でも、特に現代の人々における心身の健康のために欠かせない代表格が、「マグネシウム」であると言われています。

マグネシウムは人体を構成するミネラルの中でも必要量が最も多く、現代人の食生活では不足しやすい栄養素であるので、自分に適したサプリメントや経皮吸収型クリームなどの製品を選択して補給することを心がけることが重要な観点となります。

今一度日々の食事内容や生活習慣スタイルを見直しながら、マグネシウム成分の摂取方法を工夫することによって突発性難聴を引き起こさないためにも有意義な生活をみんなで過ごしましょう。

今回の情報が少しでも参考になれば幸いです。

【引用文献】

1) 浅野 敬史, 二井 一則, 新川 智佳子, 天野 真太郎, 那須 隆ら:ステロイド大量・PGE1 併用療法を行った突発性難聴324例の治療成績. 日本耳鼻咽喉科学会会報. 2020 年 123 巻 1 号 p. 40-47

DOI https://doi.org/10.3950/jibiinkoka.123.40

2) Guerrera MP, Volpe SL, Mao JJ. Therapeutic uses of magnesium. American Family Physician 80:157-162, 2009.

DOI http://www.aafp.org/afp/2009/0715/p157.html

著者について

■専門分野
救急全般、外科一般、心臓血管外科、総合診療領域

■プロフィール
平成19年に大阪市立大学医学部医学科を卒業後に初期臨床研修を2年間修了後、平成21年より大阪急性期総合医療センターで外科後期臨床研修、平成22年より大阪労災病院で心臓血管外科後期臨床研修、平成24年より国立病院機構大阪医療センターにて心臓血管外科医員として研鑽、平成25年より大阪大学医学部附属病院心臓血管外科非常勤医師、平成26年より救急病院で日々修練しております。

■メッセージ
私はこれまで消化器外科や心臓血管外科を研鑽して参り、現在は救急医学診療を中心に地域医療に貢献しております。日々の診療のみならず学会発表や論文執筆等の学術活動も積極的に行っております。その他、学校で救命講習会や「チームメディカル:最前線の医療現場から学ぶ」をテーマに講演しました。以前にはテレビ大阪「やさしいニュース」で熱中症の症状と予防法を丁寧に解説しました。大阪マラソンでは、大阪府医師会派遣医師として救護活動を行いました。