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線維筋痛症に対する経皮マグネシウム吸収の効果研究論文

「線維筋痛症患者の生活の質に対する経皮マグネシウム吸収の効果」研究論文

アメリカ医学研究論文
文献(米国国立医学図書データベース)

経皮マグネシウムの効用をまとめた研究データはこちらです。

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研究概要

2015年、ミネソタ州メイヨークリニック(Mayo Clinic)の研究者たちが、線維筋痛症(慢性的な痛み、疲労、うつ病、睡眠障害を特徴とする症候群)を患う人たちに対して、塩化マグネシウムを皮膚から塗り込むことによって症状がどう変化するかを実験

背景

線維筋痛症患者においては細胞内マグネシウムレベルの低下が報告されており、マグネシウムレベルと線維筋痛症の症状との間に相関関係があることが分かっている。

実験内容

線維筋痛症と診断された40人の女性患者に対して、経皮塩化マグネシウム溶液を含む液体を提供し、4週間にわたり1日2回、痛みを感じる箇所に適用。そして、2週目と4週目において、改訂版線維筋痛症アンケート、SF-36調査(健康QOLを測定する尺度)などを行い、その違いを分析。

結果

24人の患者が研究完了し(平均年齢57.2 歳、白色95%、平均ボディマス指数31.3 kg / m2)。分析により、改訂版線維筋痛症アンケートの合計スコアおよびSF-36の数値は、2週目と4週目で大幅に改善された。(合計スコア、P = 0.001)

 

考 察
このパイロット研究は、上肢および下肢に適用される経皮塩化マグネシウムが線維筋痛症の患者に有益である可能性があることを示唆している。

線維筋痛症とは

線維筋痛症とは、全身に激しい痛みが生じる病気。英語では、症候群であることを表現して、Fibromyalgia Syndrome:略FMSとも記される。原因不明の全身の疼痛を主症状とする。疼痛は腱付着部炎や筋肉、関節などにおよび、体幹や四肢から身体全体に激しい疼痛が広がる。
患者は男性より女性の方が非常に多く、働き盛りの中高年に発生率が高い。米国での有病率は20歳以上成人のおよそ2%ほど。軽症例も合わせれば推定200万人といわれる。(Wikipediaより)

 

経皮マグネシウムの効用ページもご覧ください。

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著者について

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早稲田大学理工学部卒業後、栄養関連の商品開発・情報編集などに15年以上従事。固定観念に囚われず、世界の新しい情報をいち早くキャッチし、既存のデータと組み合わせて新しい付加価値を生み出すことを心がけている。
趣味は、欧米の臨床試験データや研究論文を貪り読むこと。