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トリコモナス症を予防するのに今マグネシウムが注目されている?

【はじめに】

性感染症のひとつであるトリコモナスは原虫と呼ばれる肉眼では観察することのできない生物がヒトの性器内に侵入して、炎症に伴う症状を起こす病気です。

男女で寄生部分が異なる事が知られており、男性の場合は前立腺や精嚢、尿道部位に寄生しますし、女性の場合には膣内や子宮頸管、膀胱や尿道に寄生すると言われています。

トリコモナス症を含む性感染症という病気は、治療が遅れれば遅れるほど治癒しにくくなるために早期的に発見して治療に繋げる事が重要であり、本疾患に罹患しないように予防策を講じることが必要不可欠です。

そのような中で、ミネラル成分は主要な三大栄養素である炭水化物や脂質、そしてたんぱく質に加えてビタミンを含めた五大栄養素のひとつと言われており生体にとって重要な要素に位置づけられています。

細菌や原虫、寄生虫などの病原体による感染予防の観点から免疫機構を含む生体の微妙な恒常性を維持するために、マグネシウムは広範囲にわたって深く機能しています1)。

我が国でも日常生活内で前向きにマグネシウムを摂取している方は少なく、これまでにもマグネシウムの摂取量が減少することで様々な病気に陥りやすいことが問題視されてきました。

また、近年では効率よく簡便にマグネシウム成分を補うことができるマグネシウムサプリメントやマグネシウムクリームという製品を日常的に活用する人も数多く存在しています。

今回は、トリコモナス症にならないためにマグネシウム製品を取り入れる重要性について説明します。

【第1章】トリコモナス症とは?

トリコモナスは、近年においてはその感染者は減少傾向にあって、中高年者層でしばしば認められるのが特徴のひとつです。

トリコモナス症は、基本的に性行為(セックス)によって感染が成立します。

女性では腟や子宮入口部、そして男性の場合には前立腺や精嚢に寄生しているトリコモナス原虫が、性行為を通じて精液や腟分泌液を介して感染します。

主な感染経路は性行為ですが、時に心当たりがないのに感染するケースが考えられます。

トリコモナス症は、下着やタオルに接触する、あるいは風呂やプールなどの場所から感染する可能性があって、性行為の経験がない場合や幼児にも感染することがあります。

トリコモナス症では、肉眼で見分けることができない原虫(微生物)が性器内に侵入して、女性では膣炎や膀胱炎、男性では尿道炎を引き起こして、患部の痛みやかゆみの症状が出現すると指摘されています。

特に尿道感染のみのケースでは、排尿行為によって原虫が洗い流されることが考えられますが、トリコモナスに感染している男性の前立腺や精嚢部に寄生虫が存在していることが多く、尿道炎や前立腺炎に発展することが懸念されています2)。

トリコモナス症では自覚症状に乏しいこともあり、感染していても症状が出ないという感染者の割合は、約20%から半数程度存在すると考えられています。

有意な症状に気がつかずに放置されるケースが多いですが、治療せずに経過してしまうと、病状は悪化するばかりで通常では自然に治癒することはありません。

感染状態が継続すると、不妊や流産の原因となるので適切な治療を実施する事が重要です。

【第2章】トリコモナス症にならないためにマグネシウム製品を取り入れる重要性

トリコモナスに一度感染すると、残念ながら自然治癒は期待できません。

一般的には、トリコモナス症に対する治療薬である「抗原中剤」を使用しないと、トリコモナス原虫は死滅しません。

トリコモナスに感染したままで放置していると、女性では卵管炎や骨盤内感染症に罹患する恐れがあります。

また、男性の場合には症状が悪化すると、前立腺炎や精巣上体炎を引き起こして精子の通り道が詰まって不妊症の直接的な原因になることも想定されますので、病院を受診して適切な治療を受けるようにしてください。

トリコモナスに対する治療に際して重要なことは、パートナーと同時に受診して同時期に確実に実施することです。

治療方法は主に飲み薬のフラジール経口薬を、1回1錠(250mg)1日2回、10日間続けて内服します。

原則的に、性行為の際には「コンドームを着用する」、あるいは「出血や粘膜損傷のおそれがある無理な性行為をしない」といった基本的な知識を持っていれば、性感染症の感染はかなりの確率で防ぐことが可能です。

特に、トリコモナス症を事前に予防するためには、性交渉の際にはコンドームを適切に装着する、あるいは普段から不特定多数の人との性行為を回避するなどを中心としてセーフティーセックスを日常的に心がけることが重要な観点となります。

また、人間の身体の内部ではマグネシウムという成分は通常では多くの酵素を活性化する重要な役割を担っており、生命維持に必要な様々な代謝機構に関与しているファクターと言われています。

そんなマグネシウムの摂取が不足すると、生活習慣病のみならずウイルス感染症や全身性炎症反応とも密接に関連していることがこれまでの調査研究でも徐々に解明されつつあります。

したがって、生命の基礎ミネラルとも言えるマグネシウムが不足すると、様々な体調不良を引き起こし、同時に免疫力が低下してトリコモナス症を含めて性感染症発症に繋がる可能性があると考えられます。

現在のところ、健康食品やサプリメントの市場規模は年々拡大していると言われています。

昨今注目を浴びている「サプリメント」は、ある成分が濃縮されて、錠剤やカプセルなど、通常の食品とは違う形をして作られた製品を指しており、最近ではサプリメントを通じてマグネシウムを補給する方法は一般的に普及され多くの人が利用しています。

皆さんの周りにも健康食品を使われている方が大勢いらっしゃるかもしれませんし、ひと昔前に比べてサプリメントをはじめとする健康食品の情報が満ちあふれています。

近年の調査では、約3割の方が健康食品を毎日利用しており、さらにおおむね8割程度の方が実際にこれまでにサプリメント製品を利用した経験があるという結果が出ています。

マグネシウムは、果物や野菜、または経口サプリメントを組み合わせた食事成分として体内に摂取され、特に経口マグネシウムサプリメントは、成人1日あたりで約350 mg(マグネシウム元素量)の摂取量以下であれば安全域と考えられています。

また、これまでにオーソモレキュラー医学会はマグネシウム摂取の必要性を度々に渡って強く訴えており、極端な緩下作用を生じることなく適切な用量でマグネシウムを取り入れる方法として経皮マグネシウムを推奨しています。

日本人はマグネシウム不足になりやすく、半数以上の方が理想値には達していないことからも、食事やサプリメント以外の方法で毎日でも使用できる経皮マグネシウムクリーム製品が勧められています。

トリコモナス症に罹患しないためにも最低限のマグネシウムを摂取することが重要であり、その手段としてサプリメントや経皮的クリームなどのツールを上手く活用する必要があると考えられます。

【まとめ(おわりに)】

最近の性感染症は自覚症状がないものも多く、知らないうちにお互いに感染することもありますので、新しいパートナーができたら、まずお互いに感染症のチェックをして、正しい予防策でお互いの信頼関係をなお一層深めるように心がけてください。

性感染症のひとつであるトリコモナス症を治療する際には、症状が無くなったからと言って治療を自己判断で中断せず、医師から完治認定されるまで、確実に治療を続けましょう。

そして、パートナーも一緒に検査を行って、必要があれば治療を受けることが重要であり、常日頃から不特定多数との性行為は避けて、性交する際にはコンドームの着用を適切に実践しましょう。

さらに、私たちの身体の中に確かに存在して色々な生命活動をサポートしてくれる役割機能を有し、特にトリコモナス症予防の観点からも現代の人々における心身の健康のために欠かせない代表格が、「マグネシウム」であると言われています。

マグネシウムは人体を構成するミネラルの中でも必要量が最も多く、現代人の食生活では不足しやすい栄養素であるので、自分に適したマグネシウムのサプリメントや経皮吸収型クリームなどの製品を選択して補給するように意識しましょう。

今一度日々の食事内容を見直しながら、マグネシウム成分の摂取方法を工夫することによってトリコモナス症にならないためにも有意義な生活をみんなで過ごしましょう。

今回の情報が少しでも参考になれば幸いです。

引用文献

1)福生吉裕:マグネシウム製剤の臨床治療への有効性. 東京未病研究会雑誌. 1995 年 1 巻 1 号 p. 20-28.

DOI  https://doi.org/10.11288/mibyou1995.1.20

2)STD研究所HP:トリコモナスの解説

DOI  https://www.std-lab.jp/stddatabase/trichomonas-vaginalis.php

著者について

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■専門分野
救急全般、外科一般、心臓血管外科、総合診療領域

■プロフィール
平成19年に大阪市立大学医学部医学科を卒業後に初期臨床研修を2年間修了後、平成21年より大阪急性期総合医療センターで外科後期臨床研修、平成22年より大阪労災病院で心臓血管外科後期臨床研修、平成24年より国立病院機構大阪医療センターにて心臓血管外科医員として研鑽、平成25年より大阪大学医学部附属病院心臓血管外科非常勤医師、平成26年より救急病院で日々修練しております。

■メッセージ
私はこれまで消化器外科や心臓血管外科を研鑽して参り、現在は救急医学診療を中心に地域医療に貢献しております。日々の診療のみならず学会発表や論文執筆等の学術活動も積極的に行っております。その他、学校で救命講習会や「チームメディカル:最前線の医療現場から学ぶ」をテーマに講演しました。以前にはテレビ大阪「やさしいニュース」で熱中症の症状と予防法を丁寧に解説しました。大阪マラソンでは、大阪府医師会派遣医師として救護活動を行いました。