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エアコンによる喉の不調を予防するのに今マグネシウムが注目されている?

【はじめに】

「夜、エアコンをつけっぱなしで寝たら、翌朝には声が出なかった」という人が多くいらっしゃいます。

冷房病に関連する症状の出方として、声が出なくなったが熱も出ずに体は元気、という人もいれば、喉が痛くなり高熱が出た、という人も様々存在します。

そして、これまで積み重ねられてきた知見から、マグネシウムの欠乏が急性心筋梗塞や脳血管疾患などの生活習慣病に加えて、冷房病やエアコンによる喉の不調などに関与していることが判明しつつあります。

マグネシウムの欠乏が、高血圧や心筋梗塞症、心肥大、糖尿病、脳血管疾患、腎疾患の発症に関与していることが分かってきており、マグネシウムというミネラルは種々の生体機能に重要な役割を果たしていることが理解できます。

最近では複数のミネラルやビタミンを同時に補うことができるサプリメントによってマグネシウム成分を摂取する人も多く存在しています。

今回は、エアコンによる喉の不調を発症しないために日常生活においてマグネシウム製品を取り入れる重要性について説明します。

【第1章】エアコンによる喉の不調とは?

就寝時にエアコンを使用して、そのまま翌朝までエアコンをつけっぱなしにしていて、朝起きると喉が痛くなっている原因で最も多いのが、エアコンの送風による空気の乾燥です。

冷房は空気中の水分までエアコン内部に吸い込まれるため、部屋は乾燥しやすく、乾燥した空気は、水分が非常に少ない状態であり、乾燥した空気を吸い込むと喉や気管が水分不足を起こして、喉に痛みが発生すると考えられています。

また、普段から口呼吸をしている人はエアコンの風で乾燥した空気をずっと口に受けるために、喉だけでなく、口の中が全体的に乾燥するため喉の痛みに繋がりやすいと考えられています。

さらに、口内が乾燥するとウイルスや細菌などの病原体が侵入しやすく、風邪を引いて喉が痛くなる場合もあります。

エアコンをつけっぱなしでも喉が痛くならない人の中には、主に鼻呼吸をしている場合も多く、口呼吸ではなく鼻でしっかり呼吸していれば鼻毛が病原体の侵入を防ぎ、喉が痛くなりにくく風邪も引きにくい状態となります。

エアコンをつけっぱなしにしていると、冷房病(別名:クーラー病)に陥る場合もあります。

冷房病は、屋内外の気温差によって自律神経に異常が起こって体調を崩すことを指しています1)。

冷房病では、外気温と冷房の効いた部屋との温度差が原因となって、自律神経のバランスが乱れてのどの痛みや頭痛などの不快な症状に悩まされます。

冷房病の症状には、他にも肩こりや手足のむくみ、疲労感や倦怠感など多彩にあり、人によっては発熱やめまいなどを引き起こす場合もあります。

さらに、エアコンを使用して喉が痛くなった場合、口の中の乾燥だけでなくエアコン内部に発生しているカビや真菌が原因となっているケースも想定されます。

冷房や除湿運転を長時間すると、エアコン内部は自然と湿気や結露で湿った状態になり、湿気が多い場所は、カビや雑菌が好むため繁殖しやすい環境であると考えられます。

エアコン内部にカビや雑菌が発生した状態で稼働させると、送り出された風とともにカビや雑菌の胞子が部屋中にまき散らされて汚れた空気を吸い込むことで、喉の粘膜に付着してのどの痛みなどの症状を引き起こすことがあります。

【第2章】エアコンによる喉の不調を改善させるためにマグネシウム製品を取り入れる重要性

エアコンによる喉の不調を予防するために、日常的に加湿器などで部屋の乾燥を防ぐことをおすすめします。

湿度はおよそ40%を下回ると乾燥状態になると指摘されており、適正な湿度は50~60%と認識されていますので、エアコンを使用するときは同時に加湿器を併用して適正な環境を保ちましょう。

また、部屋に洗濯ものを干す、水の入ったコップを置くなどの方法で部屋の乾燥を防ぐことも可能です。

普段から口呼吸をする人は、エアコン使用時にも鼻呼吸を意識することで喉の痛みを防ぐことが期待できます。

特に、夜間など寝ているときに口呼吸の習慣を治すことは難しいため、口呼吸を防止するためのテープなどアイテムを上手に活用して鼻呼吸に切り替えることが効果的です。

そして従来から、本邦では日常生活内で積極的に意識してマグネシウムを摂取している方は比較的少なく、マグネシウムの摂取量が減少することでエアコンによる喉の不調など様々な病気に陥りやすいことが問題視されてきました。

これまでに数々の研究で、マグネシウムに関する代謝が高血圧、脂質代謝異常、虚血性心疾患や不整脈、そして心不全や心肥大などの循環器疾患の成因と病態に関与している可能性が指摘されてきました2)。

マグネシウムは、人体にとって必須のイオンとされており、日々の健康と生活を支えて維持するのにとても有益な役割を有しています。

マグネシウムは脳や骨格筋のみならず、心臓など様々な臓器においても重要な生理学的役割を果たしていると信じられています。

最近では必須ミネラルの栄養素である「マグネシウム」が慢性的に摂取不足に陥っている人が増えていると頻繁に聞かれます。

通常では、マグネシウムは日々の生活において例えば飲酒時などにも消費されますし、食事から得られる糖質成分をエネルギーとして燃焼させるときにも大量に使用されることが知られています。

生命の基礎ミネラルとも言えるマグネシウムが不足すると、様々な体調不良を引き起こし、エアコンによる喉の不調などに繋がる可能性が伝えられています。

日々の中でサプリメントを摂取する重要性は徐々に周知されており、成人に関してはマグネシウム(クエン酸マグネシウムや塩化マグネシウム)を大体400 mg/日程度摂取することが推奨されています。

マグネシウムは、多くの体内酵素の正常な働きとエネルギー産生を助けるとともに、血液循環を正常に保つのに必要な栄養素です。

通常では、サプリメントの容器には摂取量程度しか記載されていないことが多いため、飲むタイミングはいつが望ましいのか迷ってしまう人も多いです。

基本的には、いつどのようにサプリメントを飲んでもいいのですが、まずは食後に1日の目安量を分けて飲んでみることをお勧めします。

【まとめ(おわりに)】

エアコンをつけっぱなしにして長時間使用したあとに喉が痛くなる原因は、主に空気の乾燥やエアコン内部に繁殖したカビや埃などが挙げられます。

喉に痛みが出現した際には、市販薬やこまめな水分補給を行う、あるいは加湿器などを使用して空気の乾燥を防ぐ、定期的なエアコン掃除をするなどの対処策がおすすめであり、心配であれば耳鼻咽喉科など専門医療機関を受診しましょう。

そして、私たちのからだの中に確かに存在して色々な生命活動をサポートしてくれているミネラルの中でも、特に現代の人々における心身の健康のために欠かせない代表格が、「マグネシウム」です。

マグネシウムは人体を構成するミネラルの中でも必要量が最も多く、現代人の食生活では不足しやすい栄養素であるので、自分に適したサプリメントや経皮吸収型クリームなどの製品を選択して補給することを心がけることが重要な観点となります。

今一度日々の食事内容や生活習慣スタイルを見直しながら、マグネシウム成分の摂取方法を工夫することによって、エアコンによる喉の不調を引き起こさないためにも有意義な生活をみんなで過ごしましょう。

今回の情報が少しでも参考になれば幸いです。

【引用文献】

1)健達ねっとHP:冷房病とはどんな病気?冷房病の治し方や対策などについて紹介

DOI https://www.mcsg.co.jp/kentatsu/health-care/21531

2)建田 早百合, 羽根田 俊, 中村 泰浩, 石田 裕則, 小川 裕二, 菊池 健次郎:慢性透析患者の動脈硬化および虚血性心疾患の成因に関わる血中イオン化マグネシウムの意義. 日本透析医学会雑誌. 1999 年 32 巻 3 号 p. 175-184

DOI  https://doi.org/10.4009/jsdt.32.175

著者について

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■専門分野
救急全般、外科一般、心臓血管外科、総合診療領域

■プロフィール
平成19年に大阪市立大学医学部医学科を卒業後に初期臨床研修を2年間修了後、平成21年より大阪急性期総合医療センターで外科後期臨床研修、平成22年より大阪労災病院で心臓血管外科後期臨床研修、平成24年より国立病院機構大阪医療センターにて心臓血管外科医員として研鑽、平成25年より大阪大学医学部附属病院心臓血管外科非常勤医師、平成26年より救急病院で日々修練しております。

■メッセージ
私はこれまで消化器外科や心臓血管外科を研鑽して参り、現在は救急医学診療を中心に地域医療に貢献しております。日々の診療のみならず学会発表や論文執筆等の学術活動も積極的に行っております。その他、学校で救命講習会や「チームメディカル:最前線の医療現場から学ぶ」をテーマに講演しました。以前にはテレビ大阪「やさしいニュース」で熱中症の症状と予防法を丁寧に解説しました。大阪マラソンでは、大阪府医師会派遣医師として救護活動を行いました。