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マルファン症候群を予防するのに今マグネシウムが注目されている?

【はじめに】

マルファン症候群とは、生まれつき細胞と細胞を繋ぐ組織の結合が弱いために骨格・眼・心臓血管・肺などにさまざまな症状が出る病気です。

マルファン症候群は、5000人に1人程度という比較的稀な病気ですが、気付かずに放置してしまい、ある日突然大動脈解離などの合併症を起こして、若くして命を落とすようなケースもあります。

そして、生体の微妙な恒常性の維持にとって、マグネシウムは広範囲にわたって深く機能していると言えます1)が、残念ながら現代の日本人は代表的ミネラルであるカルシウムやカリウムだけでなくマグネシウムも慢性的に不足しています。

昨今では多種類のミネラルやビタミンなどを同時に効率よく補うことができるサプリメントによってマグネシウム成分を摂取する人も多く存在しています。

近年では、サプリメントなどの健康食品の消費量は年々増加しており、いまや約6割もの人が利用していると言われています。

今回は、マルファン症候群にならないためにマグネシウムサプリメントを摂取する重要性について説明します。

【第1章】マルファン症候群とは?

マルファン症候群は、細胞と細胞を繋ぐ結合組織が先天的に弱く、骨格・眼・心臓血管・肺などに症状が現れる病気です。

フランスの小児科医アントワーヌ・マルファンが1896年に報告したことから、マルファン症候群という名前がついたとされています。

マルファン症候群に代表される結合組織の先天性異常に基づく遺伝疾患において,家族性大動脈解離の報告が散見されています2)。

先天性の遺伝子疾患で、原因となる遺伝子はフィブリリン1(FBN1)であり、それ以外にもトランスフォーミング増殖因子β受容体1、2型(TGFBR1,2)などが原因遺伝子として判明していますが、未解明の原因遺伝子が存在するのではないかと考えられています。

マルファン症候群の代表的な症状は、高身長や細く長い指など特徴のある骨格、水晶体のずれ・強い近視など眼の症状、大動脈解離・大動脈瘤・大動脈弁閉鎖不全など心臓血管の症状、あるいは自然気胸など肺の症状が挙げられます。

これらの症状は、必ずしもすべて現れるわけではなく、症状の現れ方には個人差があり、年齢を重ねるごとに徐々に症状が出てきます。

通常、大動脈解離は高齢者に多い症状ですが、マルファン症候群の方の場合は若年の20~30代の年齢層で起こることが多く、10代でも起こることがあるため注意が必要です。

症状のないまま経過し、突然背中や胸の痛みとともに大動脈解離や大動脈瘤破裂を発症して命を落とすケースもあります。

【第2章】マルファン症候群にならないためにマグネシウムサプリメントを摂取する重要性

マルファン症候群の症状の出方には個人差があり、若いうちには症状が出ない方もいるため、マルファン症候群を発症していても症状に気づかない場合もあるでしょう。

大動脈解離を起こして初めて、マルファン症候群だと診断される方も多いですので、突然大動脈解離を起こすと命に関わることも多く、疾患の早期発見が重要なポイントです。

約75%が遺伝によって発症するため、家族歴のある方は検査を受けておくと安心でしょう。

そして、マグネシウムは、数々の臓器に影響を及ぼして多くの体内酵素の正常な働きとエネルギー産生を助けると共に、骨形成や筋骨格の安定度を正常に保つのに必要な栄養素です。

近年になって特に注目を浴びている「サプリメント」は、ある成分が濃縮されて、錠剤やカプセルなど、通常の食品とは違う形をして作られた製品をいいます。

ある調査によるとサプリ製品を購入する際に重要視する点として、過半数以上が「効果や有効性」と答えていたそうですが、その効き目が顕著に出現するまでの期間というのは個人差のみならず、サプリの種類や目的によっても異なりますので念頭に置いておきましょう。

最近では必須ミネラルの栄養素であるマグネシウム成分が慢性的に摂取不足に陥っている人々が増加しているようですが、普段からサプリメントを摂取する利点などについては少しずつ周知されてきています。

ですから、マルファン症候群にならないためにも最低限のマグネシウムを摂取することが重要であり、その手段としてサプリメントを上手く活用する必要があると考えられます。

【まとめ(おわりに)】

マルファン症候群は先天性の遺伝子疾患で、約75%は遺伝によって発症するとされていて、症状がなく気付かないうちに進行し、ある日突然大動脈解離を起こす危険な病気です。

マルファン症候群特有の身体的特徴がある方も注意が必要であり、疾患の早期発見を心がけて、適切な健康管理や治療を行いましょう。

精密検査で大動脈瘤がみられたら激しい運動や重いものを持つといった動作を控えるなど、普段の生活の過ごし方にも注意が必要ですので、日常生活での注意点についても、主治医や専門医に確認しておきましょう。

そして、私たちのからだの中に確かに存在して色々な生命活動をサポートしてくれているミネラルの中でも、特に現代の人々における心身の健康のために欠かせない代表格が、「マグネシウム」であると言われています。

マグネシウムは生体内の約300種類の酵素をサポートする補助酵素としての重要な役割を果たしていることは周知の事実です。

現在のところ、製薬会社や食品会社から色々な微量元素のサプリメントが販売されており、特にマグネシウム成分を含んでいるサプリメントでは酸化マグネシウムやクエン酸マグネシウムなどの化合物として多彩な形で市販店などにおいて入手することが出来ます。

したがって、日々の食事内容を見直しながら、サプリメントをうまく活用してマグネシウム成分の摂取方法を工夫することによってマルファン症候群にならないためにも有意義な生活をみんなで過ごしましょう。

今回の情報が少しでも参考になれば幸いです。

【引用文献】

1)福生吉裕:マグネシウム製剤の臨床治療への有効性. 東京未病研究会雑誌. 1995 年 1 巻 1 号 p. 20-28.

DOI https://doi.org/10.11288/mibyou1995.1.20

2)綿貫 博隆, 岡田 正穂, 杉山 佳代, 二村 泰弘, 松山 克彦ら:急性大動脈解離を同日発症した非 Marfan 症候群の母息子例. 日本心臓血管外科学会雑誌. 2021 年 50 巻 3 号 p. 193-196

DOI https://doi.org/10.4326/jjcvs.50.193

著者について

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■専門分野
救急全般、外科一般、心臓血管外科、総合診療領域

■プロフィール
平成19年に大阪市立大学医学部医学科を卒業後に初期臨床研修を2年間修了後、平成21年より大阪急性期総合医療センターで外科後期臨床研修、平成22年より大阪労災病院で心臓血管外科後期臨床研修、平成24年より国立病院機構大阪医療センターにて心臓血管外科医員として研鑽、平成25年より大阪大学医学部附属病院心臓血管外科非常勤医師、平成26年より救急病院で日々修練しております。

■メッセージ
私はこれまで消化器外科や心臓血管外科を研鑽して参り、現在は救急医学診療を中心に地域医療に貢献しております。日々の診療のみならず学会発表や論文執筆等の学術活動も積極的に行っております。その他、学校で救命講習会や「チームメディカル:最前線の医療現場から学ぶ」をテーマに講演しました。以前にはテレビ大阪「やさしいニュース」で熱中症の症状と予防法を丁寧に解説しました。大阪マラソンでは、大阪府医師会派遣医師として救護活動を行いました。