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頚椎捻挫を予防するのに今マグネシウムが注目されている?

【はじめに】

頸椎捻挫は、衝撃が加わることで首がしなり、周囲の筋肉や靭帯などが損傷するケガのことであり、交通事故で負うケガとして最も代表的なものと言えます。

そして、カルシウムというミネラル成分が骨や靱帯を含む筋骨格系組織の原材料になっていることはよく知られていますが、実際にはそういった組織はカルシウムだけではなくマグネシウムも代謝の観点から深く関与している主要ミネラルであると伝えられています。

ところが、我が国でも日常生活内で前向きにマグネシウムを摂取している方は比較的少なく、これまでにもマグネシウムの摂取量が減少することで骨折病変や筋肉・靱帯損傷などを含めて様々な病気に陥りやすいことが問題視されてきました。

また、近年では効率よく簡便にマグネシウム成分を補うことができるマグネシウムサプリメントやマグネシウムクリームという製品を日常的に活用する人も数多く存在しています。

今回は、頚椎を捻挫しないために日常生活においてマグネシウム製品を取り入れる重要性について説明します。

【第1章】頚椎捻挫とは?

交通事故などが原因で起こるケガの中でも比較的多い「頚椎捻挫」の症状は首や肩の痛み、腕のだるさなど多岐にわたります。

交通事故による頚椎捻挫は日常診療において極めてポピュラーな外傷であると考えられています1)。

交通事故の後、これらの症状が現れた場合は頚椎捻挫の可能性を考える必要があります。

頚椎捻挫は首がしなることで引き起こされるため、首だけに痛みが出ると思われがちですが、首以外にも肩や腕、頭にも痛みが現れます。

最初は首の痛みだけだったのにもかかわらず、時間が経過するとともに、他の部位も痛み始めることがあって、首の痛みから身を守るために、自然と身体に力が入ることで筋肉が緊張し、硬くなることが原因です。

神経の異常が原因となって、腕のだるさ症状が出現することもあります。

基本的に、身体の仕組みとして、筋肉は脳から出て首を経由した神経によってコントロールされているため、むちうちによって神経が損傷する、または首の筋肉が硬くなり神経を圧迫すると「腕がだるい」といった症状で現れるのです。

神経に異常が生じているため、だるさだけでなく、しびれを生じることもあります。

また、頚椎捻挫と吐き気は関係ないように見えますが、むちうちで生じる筋肉の緊張や自律神経の乱れ、めまいなど他の症状が原因で吐き気を起こす場合がありますが、吐き気が生じた患者の多くは1ヵ月ほどで改善が見られると言われています。

交通事故から数時間あるいは1日以上経過してから頚椎捻挫の症状が出るケースもあり、その原因の一つとしては、交通事故によって交感神経が興奮しすぎて痛みがすぐに出ないことが考えられます。

交感神経から痛みを抑制する効果をもつ「ドーパミン」が放出され、一時的に痛みを感じにくくなっているのです。

首の痛み症状などが出ていなくとも、実際は身体に異常が出ている可能性は大いにありますので、交通事故を起こした後は、症状の有無にかかわらず、すぐに病院を受診するなどの対処が重要なポイントです。

【第2章】頚椎を捻挫しないためにマグネシウム製品を取り入れる重要性

頚椎捻挫の一般的な治療法は、薬物療法による痛みや筋肉の緊張のコントロール、理学療法での治療、手術療法での根本的な治療が基本となります。

痛みや炎症が続くと慢性化してしまい、治癒までの期間が長引く可能性がありますので、疼痛症状や炎症の緩和を目的に、薬での治療を行います。

通常、痛みが長く続くと神経が過敏に働くようになり、原因を取り除いても痛みが残るケースがありますし、痛みは筋肉の緊張や血流の悪化につながり、これらから再び痛みにつながることが懸念されるので、薬物によって一度緩和させ、悪循環を断ち切ることが重要です。

そして、骨成分はタンパク質であるコラーゲン成分にカルシウムやマグネシウムなどのミネラルが固着して成長していますし、筋肉強度や靱帯の強度を高めるためにはタンパク質やマグネシウムなどの主要ミネラルもたくさん摂取する必要があるとも言われています。

通常では、マグネシウムは主に植物性・動物性食物、そして飲料に広く含まれているとされており、ホウレンソウのような緑色の葉野菜、マメ科植物、ナッツ類なども優れたマグネシウム成分の供給源となることが知られています。

また、最近特に注目を浴びている「サプリメント」は、ある成分が濃縮されて、錠剤やカプセルなど、通常の食品とは違う形をして作られた製品を指しており、最近ではサプリメントを通じてマグネシウムを補給する方法が一般的にも広く普及しています。

マグネシウムは、果物や野菜、そして経口サプリメントを組み合わせた食事成分として体内に摂取され、特に経口マグネシウムサプリメントに関しては成人1日あたりで約350 mgの摂取量以下であれば比較的安全域であると伝えられています2)。

また、これまでにオーソモレキュラー医学会はマグネシウム摂取の必要性を度々に渡って強く訴えており、極端な緩下作用を生じることなく適切な用量でマグネシウムを取り入れる方法として経皮マグネシウムを推奨しています。

日本人はマグネシウム不足になりやすく、半数以上の方が理想値には達していないことからも、食事やサプリメント以外の方法で毎日でも使用できる経皮マグネシウムクリーム製品が勧められています。

頚椎を捻挫しないためにも最低限のマグネシウムを摂取することが重要であり、その手段としてサプリメントや経皮的クリームなどのツールを上手く活用する必要があると考えられます。

【まとめ(おわりに)】

頚椎捻挫の症状は多岐にわたり、多くのケースで3か月以内に治癒しますが、1年以上経過しても治らないケースも少なからず存在します。

治療を開始するタイミングが、治癒するかどうかの岐路になる場合もあるため、交通事故を起こして頚椎捻挫が疑われるときはすぐに整形外科など専門医療機関を受診しましょう。

そして、私たちのからだの中に確かに存在して色々な生命活動をサポートしてくれているミネラルの中でも、特に現代の人々における心身の健康のために欠かせない代表格が、「マグネシウム」であると言われています。

マグネシウムは人体を構成するミネラルの中でも必要量が最も多く、現代人の食生活では不足しやすい栄養素であるので、自分に適したサプリメントや経皮吸収型クリームなどの製品を選択して補給することを心がけることが重要な観点となります。

今一度日々の食事内容や生活習慣スタイルを見直しながら、マグネシウム成分の摂取方法を工夫することによって頚椎捻挫を引き起こさないためにも有意義な生活をみんなで過ごしましょう。

今回の情報が少しでも参考になれば幸いです。

【引用文献】

1) 遠藤 裕介, 衣笠 清人, 道中 泰典, 西井 幸信, 塩田 直史ら:診断に難渋した頚椎脱臼の1例. 中部日本整形外科災害外科学会雑誌. 2005 年 48 巻 2 号 p. 245-246

DOI https://doi.org/10.11359/chubu.2005.245

2) Guerrera MP, Volpe SL, Mao JJ. Therapeutic uses of magnesium. American Family Physician 80:157-162, 2009.

DOI http://www.aafp.org/afp/2009/0715/p157.html

著者について

■専門分野
救急全般、外科一般、心臓血管外科、総合診療領域

■プロフィール
平成19年に大阪市立大学医学部医学科を卒業後に初期臨床研修を2年間修了後、平成21年より大阪急性期総合医療センターで外科後期臨床研修、平成22年より大阪労災病院で心臓血管外科後期臨床研修、平成24年より国立病院機構大阪医療センターにて心臓血管外科医員として研鑽、平成25年より大阪大学医学部附属病院心臓血管外科非常勤医師、平成26年より救急病院で日々修練しております。

■メッセージ
私はこれまで消化器外科や心臓血管外科を研鑽して参り、現在は救急医学診療を中心に地域医療に貢献しております。日々の診療のみならず学会発表や論文執筆等の学術活動も積極的に行っております。その他、学校で救命講習会や「チームメディカル:最前線の医療現場から学ぶ」をテーマに講演しました。以前にはテレビ大阪「やさしいニュース」で熱中症の症状と予防法を丁寧に解説しました。大阪マラソンでは、大阪府医師会派遣医師として救護活動を行いました。