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子宮頸癌を予防するのに今マグネシウムが注目されている?

【はじめに】

我が国では毎年およそ2500人前後の女性が子宮頸癌という病気で死亡していると報告されています1)。

本疾患では、早期発見できれば子宮頸部の一部を切除する治療を行うことで妊孕性が保たれる確率が高く、将来的に妊娠や出産ができる可能性を残すことが可能ですが、いったん進行した状態で発見されると子宮や卵巣などの臓器を摘出することも少なくありません。

そして、これまで積み重ねられてきた知見から、マグネシウムの欠乏が急性心筋梗塞や脳血管疾患などの生活習慣病に加えて子宮頸がんを含む腫瘍性疾患の発症などに関与していることが判明しつつあります。

従来から本邦では日常生活内で積極的に意識してマグネシウムを摂取している方は比較的少なく、マグネシウムの摂取量が減少することで様々な病気に陥りやすいことが問題視されてきました。

そういった背景を受けて、近年では効率よく簡便にマグネシウム成分を補うことができるマグネシウムサプリメントやマグネシウムクリームという製品を日常的に活用する人も数多く存在しています。

今回は、子宮頸癌にならないためにマグネシウム製品を取り入れる重要性について説明します。

【第1章】子宮頸癌になる原因とは?

子宮頸癌とは、子宮の入り口の部分に位置する子宮頸部と呼ばれる場所に発生する悪性腫瘍のことを指しており、若年層では20歳代から発症者が増え始めて30代後半で罹患数のピークを迎えることが特徴的とされています。

子宮頸癌の多くのケースでは、主に性行為によって子宮頸部にヒトパピローマウイルスが感染することによって発症するリスクを上昇させることが判明してきました。

このヒトパピローマウイルスに一度でも感染すると必ず子宮頸がんを発症するわけではなく、殆どの方は免疫機能によってウイルスが自然に排除されます。

ところが、基礎疾患を有している場合や免疫能が健常よりも低下しているようなケースではウイルスが自動的に排除しきれずに残り続ける結果として子宮頸部に慢性的な炎症が加わって最終的に子宮頸がんの病変を発症すると考えられています。

また、子宮頸癌という病気は他の癌腫などと同様に喫煙習慣があると発症リスクが上昇すると言われています。

【第2章】子宮頸癌にならないためにマグネシウム製品を取り入れる重要性

子宮頸がんは早期の段階で自覚症状が出現することはほとんどなく、かなり進行してから不正性器出血や悪臭を伴う織物などのサインが認められるようになります。

子宮頸がんは主に性行為を介してヒトパピローマウイルスに感染することで引き起こされる疾患であるため、性行為の際にはコンドームを使用する、あるいは不特定多数との性行為を控えるなど普段から意識して心がけることが重要です。

そして、マグネシウム自体は血液中に約1%程度しか存在していないものの、これまでの数々の研究によって重要な生体因子のひとつであると言われています2)。

人間の身体の内部では、マグネシウムという成分は通常では多くの酵素を活性化する重要な役割を担っており、生命維持に必要な様々な代謝機構に関与しているファクターと言われています。

マグネシウムは、ミネラル成分のひとつであり、体内で多くの酵素の働きを助けていると同時に、実際にエネルギー産生機構に深く関与しております。

マグネシウムは、普段摂取している栄養素の合成や分解に携わる工程以外にも遺伝情報の発現、免疫機能の維持などにも寄与していますから、マグネシウムが生体内で欠乏すると低免疫状態から子宮頚癌を含む悪性腫瘍罹患のリスクが上昇すると考えられます。

通常では、マグネシウムは主に植物性·動物性食物、そして飲料に広く含まれているとされており、ホウレンソウのような緑色の葉野菜、マメ科植物、ナッツ類なども優れたマグネシウム成分の供給源となり得ます。

一方で、最近では健康志向が高まる中で、自分の食生活に不安を抱く人や健康増進を深く求める方々がいわゆる健康食品の一つであるサプリメントに期待をかけて、日常的に摂取されています。

生体の微妙な恒常性の維持をしている観点から、マグネシウムという物質は広範囲にわたって我々の身体において深く機能しているがゆえに昨今でもサプリメントなどの健康食品類が注目されているのです。

同様に、これまでにオーソモレキュラー医学会はマグネシウム摂取の必要性を度々に渡って強く訴えており、極端な緩下作用を生じることなく適切な用量でマグネシウムを取り入れる方法として経皮マグネシウムを推奨しています。

日本人はマグネシウム不足になりやすく、半数以上の方が理想値には達していないことからも、食事やサプリメント以外の方法で毎日でも使用できる経皮マグネシウムクリーム製品が勧められています。

こうした観点から、子宮頸癌にならないためにも最低限のマグネシウムを摂取することが重要であり、その手段としてサプリメントや経皮的クリームなどのツールを上手く活用する必要があると考えられます。

【まとめ(おわりに)】

日本は先進国で唯一、子宮頸がんの患者数が増加している傾向を示すと言われています。

本疾患では早期に自覚症状をほとんど呈さず、知らず知らずのうちに病変が進行している場合があるため、本邦では基本的に20歳以上の女性は最低2年に1回のペースで定期的に子宮頸がん検診を受けることが提唱されています。

子宮頸がんのほとんどはヒトパピローマウイルス感染が原因で発症すると考えられているため、2013年からこのウイルスに対するワクチン接種が推奨されましたが、副反応と思われる症状が顕著化したことで積極的な接種を呼びかける取り組みは下火になっています。

子宮頸がんはその他の腫瘍性疾患と同様に、早期発見をして早期的な治療が実践できれば治療の選択肢も広がり、根治を目指して予後良好になることが期待されていますので、特段気になる症状がなくても定期的に忘れず検診を受けることを意識しておきましょうね。

そして、私たちのからだの中に確かに存在して色々な生命活動をサポートしてくれているミネラルの中でも、特に現代の人々における心身の健康のために欠かせない代表格が、「マグネシウム」です。

マグネシウムは人体を構成するミネラルの中でも必要量が最も多く、現代人の食生活では不足しやすい栄養素であるので、自分に適したサプリメントや経皮吸収型クリームなどの製品を選択して補給することを心がけることが重要な観点となります。

今一度日々の食事内容や生活習慣スタイルを見直しながら、マグネシウム成分の摂取方法を工夫することによって子宮頸癌を引き起こさないためにも有意義な生活をみんなで過ごしましょう。

今回の情報が少しでも参考になれば幸いです。

引用文献

  1. 野口 真由, 杉浦 絹子:看護系大学の女子大学生がもつ子宮頸がん予防に関

する知識と意識の現状.三重看護学誌. 201113p. 131-139.

2)貝原俊樹ら:低カリウム血症, 低マグネシウム血症により多型性心室頻拍, 心肺停止となった1.心臓. 2015 47 SUPPL.1 p. S1_50-S1_54.

DOI https://doi.org/10.11281/shinzo.47.S1_50

著者について

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■専門分野
救急全般、外科一般、心臓血管外科、総合診療領域

■プロフィール
平成19年に大阪市立大学医学部医学科を卒業後に初期臨床研修を2年間修了後、平成21年より大阪急性期総合医療センターで外科後期臨床研修、平成22年より大阪労災病院で心臓血管外科後期臨床研修、平成24年より国立病院機構大阪医療センターにて心臓血管外科医員として研鑽、平成25年より大阪大学医学部附属病院心臓血管外科非常勤医師、平成26年より救急病院で日々修練しております。

■メッセージ
私はこれまで消化器外科や心臓血管外科を研鑽して参り、現在は救急医学診療を中心に地域医療に貢献しております。日々の診療のみならず学会発表や論文執筆等の学術活動も積極的に行っております。その他、学校で救命講習会や「チームメディカル:最前線の医療現場から学ぶ」をテーマに講演しました。以前にはテレビ大阪「やさしいニュース」で熱中症の症状と予防法を丁寧に解説しました。大阪マラソンでは、大阪府医師会派遣医師として救護活動を行いました。