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脳腫瘍を予防するのに今マグネシウムが注目されている?

  • 2022年10月29日
  • 2022年10月3日

【はじめに】

脳腫瘍は頭蓋骨の内部に形成される腫瘍を総称して呼んだ疾患名になります。

脳の組織から発生する脳腫瘍はおよそ150種類程度も存在すると言われており、いまだに十分な症例数の蓄積も乏しく、明確な原因も判明していません。

現在でも、的確な診断に繋がる検査方法、あるいは患者さんの負担が少ない治療方法の開拓研究が実施されています。

そして、これまで積み重ねられてきた知見から、マグネシウムの欠乏が急性心筋梗塞や脳血管疾患などの生活習慣病に加えて脳腫瘍を含む腫瘍性疾患の発症などに関与していることが判明しつつあります。

従来から本邦では日常生活内で積極的に意識してマグネシウムを摂取している方は比較的少なく、マグネシウムの摂取量が減少することで様々な病気に陥りやすいことが問題視されてきました。

そういった背景を受けて、近年では効率よく簡便にマグネシウム成分を補うことができるマグネシウムサプリメントやマグネシウムクリームという製品を日常的に活用する人も数多く存在しています。

今回は、脳腫瘍にならないために日常生活においてマグネシウム製品を取り入れる重要性について説明します。

【第1章】脳腫瘍とは?

脳腫瘍とは、頭蓋内に発生する腫瘍のことであり、特に悪性の脳腫瘍には、頭蓋内組織から発生する原発性脳腫瘍と転移性脳腫瘍が挙げられます。

例えば、神経膠腫、中枢神経系原発悪性リンパ腫、髄芽腫、胚細胞腫瘍なども主要な脳腫瘍の範疇であると考えられています1)。

原発性脳腫瘍は、主に脳や髄膜、中枢脳神経、下垂体、血管などの脳組織から発生する脳腫瘍であり、現在では約150種類以上に分類されることが知られています。

脳腫瘍は、基本的に腫瘍の性質や特徴などによって良性と悪性に分類され、良性の場合には一般的に腫瘍が増殖するスピードは遅く、正常組織との境目が明確です。

その一方で、悪性のケースでは腫瘍が増加するスピードが速く、悪性化した細胞が周囲組織に浸潤して広がっていき境目が明確ではありません。

通常では、良性脳腫瘍は脳の外側の組織に形成されやすく、悪性脳腫瘍は脳内部に認められやすいという傾向を有しています。

悪性の脳腫瘍の場合には、その悪性度によってグレードごとに分類されており、一般的にはグレード1は良性、グレード2からグレード4までが悪性と認識されています。

転移性脳腫瘍とは、脳以外の部分に認められる肺がん、乳がん、大腸がんなどの原発巣が血液の循環に乗じて脳組織に転移した脳腫瘍であり、悪性であることが多いと伝えられています。

脳腫瘍を発症する明確な原因はいまだに判明しておらず、これまでの研究から遺伝子の変異が発症に関連していると考えられています。

それ以外にも、脳腫瘍に罹患するリスクが高いと指摘されているケースは、脳以外の部位にがん病巣を認める場合、もしくは脳腫瘍の既往を有する方が家族内に存在する場合です。

また、脳腫瘍の増殖進行には、高たんぱく質の食べ物や高脂肪食の過剰な摂取、あるいは喫煙習慣、日々における過度のストレスなどが関係していると言われています。

脳腫瘍が進展すると脳組織に浮腫性変化が生じて、頭蓋内圧が上昇することで、頭痛や嘔気などを始めとする頭蓋内圧亢進症状を引き起こすのみならず、脳腫瘍そのものが脳細胞を障害してけいれん発作など多彩な神経症状を呈する場合があります。

【第2章】脳腫瘍にならないためにマグネシウム製品を取り入れる重要性

万が一、脳腫瘍に罹患した場合には、腫瘍のサイズ、解剖学的な位置、合併症の症状、年齢、基礎疾患、腫瘍の種類、悪性度などを含めて総合的見地から治療の必要性や方向性を判断することになります。

具体的な治療方法としては、手術、放射線治療、薬物療法が主に挙げられ、それらの治療を実施したあとも、定期的な通院を継続して、症状経過を追う必要があります。

脳腫瘍は、良性と悪性いずれの場合にしても可能な範囲でできるだけ腫瘍を切除する手術を行うように検討されますが、腫瘍の存在部位によっては手足や言語機能に重大な後遺症や障害を残すリスクもあるため、手術を断念せざるを得ないケースもあります。

脳ドックを受けて、頭部CTやMRI検査を撮像すると偶然にも脳腫瘍が指摘される場合もありますので、定期的に検診などを受けて脳腫瘍を早期発見することは重要な観点となります。

また、脳腫瘍の進行は食生活など生活習慣が関与していると考えられていますので、健康的な生活習慣を普段から送るように心がけましょう。

そして、マグネシウム自体は血液中に約1%程度しか存在していないものの、これまでの数々の研究によって重要な生体因子のひとつであると言われています2)。

人間の身体の内部では、マグネシウムという成分は通常では多くの酵素を活性化する重要な役割を担っており、生命維持に必要な様々な代謝機構に関与しているファクターと言われています。

マグネシウムは、ミネラル成分のひとつであり、体内で多くの酵素の働きを助けていると同時に、実際にエネルギー産生機構に深く関与しております。

マグネシウムは、普段摂取している栄養素の合成や分解に携わる工程以外にも遺伝情報の発現、免疫機能の維持などにも寄与していますから、マグネシウムが生体内で欠乏すると低免疫状態から脳腫瘍を含む腫瘍罹患のリスクが上昇すると考えられます。

通常では、マグネシウムは主に植物性・動物性食物、そして飲料に広く含まれているとされており、ホウレンソウのような緑色の葉野菜、マメ科植物、ナッツ類なども優れたマグネシウム成分の供給源となり得ます。

一方で、最近では健康志向が高まる中で、自分の食生活に不安を抱く人や健康増進を深く求める方々がいわゆる健康食品の一つであるサプリメントに期待をかけて、日常的に摂取されています。

生体の微妙な恒常性の維持をしている観点から、マグネシウムという物質は広範囲にわたって我々の身体において深く機能しているがゆえに昨今でもサプリメントなどの健康食品類が注目されているのです。

また、これまでにオーソモレキュラー医学会はマグネシウム摂取の必要性を度々に渡って強く訴えており、極端な緩下作用を生じずに適量でマグネシウムを取り入れる方法として経皮マグネシウムを推奨しています。

日本人はマグネシウム不足になりやすく、半数以上の方が理想値には達していないことからも、食事やサプリメント以外の方法で毎日でも使用できる経皮マグネシウムクリーム製品が勧められています。

こうした観点から、脳腫瘍にならないためにも普段から最低限のマグネシウムを摂取することが重要であり、その手段としてサプリメントや経皮的クリームなどのツールを上手く活用する必要があると考えられます。

【まとめ(おわりに)】

脳腫瘍に関しては、脳神経外科が主な担当診療科となっており、仮に頭痛、吐き気、言葉が出にくい、手足の麻痺、感覚障害、ふらつき、けいれん発作などを認めた際には早期的に専門医療機関を受診することが重要です。

脳腫瘍は種類がたくさん存在し、その種類や各々の医療施設の方針によって実際の治療手段が異なることも考えられますので、個々の症例について治療法のベネフィットや合併症に関する危険性などについても十分担当医師と相談するように認識しておきましょう。

そして、私たちのからだの中に確かに存在して色々な生命活動をサポートしてくれているミネラルの中でも、特に現代の人々における心身の健康のために欠かせない代表格が、「マグネシウム」です。

マグネシウムは人体を構成するミネラルの中でも必要量が最も多く、現代人の食生活では不足しやすい栄養素であるので、自分に適したサプリメントや経皮吸収型クリームなどの製品を選択して補給することを心がけることが重要です。

今一度日々の食事内容や生活習慣スタイルを見直しながら、マグネシウム成分の摂取方法を工夫することによって脳腫瘍を引き起こさないためにも有意義な生活をみんなで過ごしましょう。

今回の情報が少しでも参考になれば幸いです。

引用文献

1) 永根 基雄:悪性脳腫瘍の診断と治療. The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine. 2019 年 56 巻 8 号 p. 602-608.

DOI https://doi.org/10.2490/jjrmc.56.602

2)貝原俊樹ら:低カリウム血症, 低マグネシウム血症により多型性心室頻拍, 心肺停止となった1例.心臓. 2015 年 47 巻 SUPPL.1 号 p. S1_50-S1_54.

DOI https://doi.org/10.11281/shinzo.47.S1_50

 

著者について

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■専門分野
救急全般、外科一般、心臓血管外科、総合診療領域

■プロフィール
平成19年に大阪市立大学医学部医学科を卒業後に初期臨床研修を2年間修了後、平成21年より大阪急性期総合医療センターで外科後期臨床研修、平成22年より大阪労災病院で心臓血管外科後期臨床研修、平成24年より国立病院機構大阪医療センターにて心臓血管外科医員として研鑽、平成25年より大阪大学医学部附属病院心臓血管外科非常勤医師、平成26年より救急病院で日々修練しております。

■メッセージ
私はこれまで消化器外科や心臓血管外科を研鑽して参り、現在は救急医学診療を中心に地域医療に貢献しております。日々の診療のみならず学会発表や論文執筆等の学術活動も積極的に行っております。その他、学校で救命講習会や「チームメディカル:最前線の医療現場から学ぶ」をテーマに講演しました。以前にはテレビ大阪「やさしいニュース」で熱中症の症状と予防法を丁寧に解説しました。大阪マラソンでは、大阪府医師会派遣医師として救護活動を行いました。