手指骨骨折を予防するのに今マグネシウムが注目されている?

【はじめに】

手指骨骨折とは、いわゆる手指部の骨に引き起こる骨折病変を意味しており、一般的な他の部位の骨折と同様に転倒などの外傷を契機に手指部に強い外力が加重されることで発症します。

本疾患は他の部位の骨折病変に比べて軽視されやすい傾向にありますが、新鮮時に適切な治療を実施しないとその後に指の変形や関節の拘縮などの後遺症を合併することもあるので十分に注意が必要であると言われています1。

そして、カルシウムというミネラル成分が骨の原材料になっていることはよく知られていますが、実際には骨はカルシウム物質だけで構成されているわけではなくマグネシウムも骨代謝に深く関与している主要ミネラルであると考えられています。

ところが、我が国でも日常生活内で前向きにマグネシウムを摂取している方は比較的少なく、これまでにもマグネシウムの摂取量が減少することで様々な病気に陥りやすいことが問題視されてきました。

また、近年では効率よく簡便にマグネシウム成分を補うことができるマグネシウムサプリメントやマグネシウムクリームという製品を日常的に活用する人も数多く存在しています。

今回は、手指骨骨折しないために日常生活においてマグネシウム製品を取り入れる重要性について説明します。

【第1章】手指骨を骨折する原因とは?

通常では、母指を除いた他の4本の指は爪先の方から末節骨、中節骨、基節骨と呼ばれる3本の骨で構成されており、母指だけは中節骨がなく末節骨と基節骨の2つの手指骨が存在しています。

手指骨においては、どの部位にも骨折を引き起こす可能性があります。

一般的には、重い物体が手指部の指先に落下した際に生じやすい末節骨レベルの粉砕骨折、あるいは外傷などのイベントを契機に突き指などを起こして靭帯や腱に強い外力が加わって生じる末節骨の剥離骨折が疫学的に多いとされています。

手指部の骨折を引き起こす原因としては、転倒や外傷などによって指を強く強打することで発症させる場合もありますし、仕事作業中に誤って工具で指先を打ち付ける、または車のドアに指先を挟むことで手指骨が激しく損傷を受ける状態となることも考えられます。

その一方で、スポーツや運動によって突き指を起こした場合には、指尖関節を伸展させるために腱の部分に強い外力が加わることで末節骨の一部が引き剝がされて剥離骨折が認められることも往々にして見受けられます。

【第2章】手指骨を骨折しないためにマグネシウム製品を取り入れる重要性

万が一、手指骨骨折を発症すると、骨折部が生じている場所に疼痛や腫れなどの兆候が生じます。

また、比較的よく遭遇される末節骨領域の剥離骨折では、骨折した骨片そのものに指を伸展する機能を有した腱部分が付着しているために手指の第一関節が伸ばせなくなり日常生活に支障をきたすことになります。

さらには、偏位(ずれ)が大きな骨折病変においては指自体の変形や関節変形も併せて認められることがあり、そうした場合には根治的に手術療法による整復処置が必要になるケースもありますので、事前に手指骨を骨折しない工夫策を認識することが重要です。

まずは重い物体を前にして工具などを使用する労作業を行う際には大怪我に繋がらないように手袋を着用する、あるいは激しいスポーツをする前には手指部を伸展屈曲させるストレッチ運動を実践して突き指予防に努める方法が考えられます。

また、本疾患の背景として骨粗鬆症が強く関連していると言われており、定期的に骨密度を測定して骨粗鬆症があるかどうかを普段から確認しておくことが重要な観点となります。

そして、実際に骨量や骨密度が低いケースでは今後骨折予防のために食事療法としてカルシウム、ビタミンDなどを始めとするビタミン混合群、そしてマグネシウムを積極的に摂取することが重要であると言われています。

このように、手指骨骨折を引き起こすリスクの一因とされている骨粗鬆症は疾患そのものを予防することが非常に重要な病気であると伝えられています。

骨はタンパク質であるコラーゲン成分にカルシウムやマグネシウムなどのミネラルが固着して成長しており、骨密度を高めるためにはタンパク質やマグネシウムなどの主要ミネラルもたくさん摂取する必要があると言えます。

昨今注目を浴びている「サプリメント」は、ある成分が濃縮されて、錠剤やカプセルなど、通常の食品とは違う形をして作られた製品を指しており、最近ではサプリメントを通じてマグネシウムを補給する方法が一般的にも広く普及しています。

マグネシウムは、果物や野菜、そして経口サプリメントを組み合わせた食事成分として体内に摂取され、特に経口マグネシウムサプリメントに関しては成人1日あたりで約350 mgの摂取量以下であれば比較的安全域であると伝えられています2)。

また、これまでにオーソモレキュラー医学会はマグネシウム摂取の必要性を度々に渡って強く訴えており、極端な緩下作用を生じることなく適切な用量でマグネシウムを取り入れる方法として経皮マグネシウムを推奨しています。

日本人はマグネシウム不足になりやすく、半数以上の方が理想値には達していないことからも、食事やサプリメント以外の方法で毎日でも使用できる経皮マグネシウムクリーム製品が勧められています。

手指骨を骨折しないためにも最低限のマグネシウムを摂取することが重要であり、その手段としてサプリメントや経皮的クリームなどのツールを上手く活用する必要があると考えられます。

【まとめ(おわりに)】

手指骨骨折については日常診療で比較的ポピュラーに遭遇しやすい外傷性疾患です。

仮に手指骨を骨折した際には外表から整復を行った後に安静と固定による保存的治療を実践しますが、骨癒合するには約1か月前後の固定期間が必要になるために普段の仕事や家事に多大なる支障が現われますので、本疾患を未然に防ぐことが重要な観点となります。

また、骨折の偏位所見が著しく外表から単純に整復が十分できないケースや骨折部位に多数の破砕骨片が合併して認められる場合には根治的な手術による骨形成整復術が必要となりますし、骨が皮膚から飛び出した状態の開放骨折は緊急処置を求められます。

手指骨骨折に対する予防策として、労作業やスポーツを行う場合にはあらかじめ手袋を着用する、あるいは手指部におけるストレッチ運動を前向きに実践する手段が考えられます。

また、本疾患を発症させる背景因子として骨粗鬆症の存在が無視できず、いわゆる骨粗鬆症を未然に防ぐことが自然と手指骨骨折を予防することにも繋がります。

ですから、普段からバランスの良い食事をとることや骨の重要な構成成分であるカルシウムなどのミネラル成分をこまめに摂取することで骨粗鬆症にならないように努めましょう。

そして、私たちのからだの中に確かに存在して色々な生命活動をサポートしてくれているミネラルの中でも、特に現代の人々における心身の健康のために欠かせない代表格が、「マグネシウム」であると言われています。

マグネシウムは人体を構成するミネラルの中でも必要量が最も多く、現代人の食生活では不足しやすい栄養素であるので、自分に適したサプリメントや経皮吸収型クリームなどの製品を選択して補給することを心がけることが重要な観点となります。

今一度日々の食事内容や生活習慣スタイルを見直しながら、マグネシウム成分の摂取方法を工夫することによって手指骨骨折を引き起こさないためにも有意義な生活をみんなで過ごしましょう。

今回の情報が少しでも参考になれば幸いです。

引用文献

  1. 畑中 渉:手指骨骨折の治療. 北海道整形外科外傷研究会会誌. 2010 26 p. 89-94.

DOI  file:///C:/Users/m0028/Downloads/n091460832689.pdf

  1. Guerrera MP, Volpe SL, Mao JJ. Therapeutic uses of magnesium. American Family Physician 80:157-162, 2009.

DOI http://www.aafp.org/afp/2009/0715/p157.html

著者について

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■専門分野
救急全般、外科一般、心臓血管外科、総合診療領域

■プロフィール
平成19年に大阪市立大学医学部医学科を卒業後に初期臨床研修を2年間修了後、平成21年より大阪急性期総合医療センターで外科後期臨床研修、平成22年より大阪労災病院で心臓血管外科後期臨床研修、平成24年より国立病院機構大阪医療センターにて心臓血管外科医員として研鑽、平成25年より大阪大学医学部附属病院心臓血管外科非常勤医師、平成26年より救急病院で日々修練しております。

■メッセージ
私はこれまで消化器外科や心臓血管外科を研鑽して参り、現在は救急医学診療を中心に地域医療に貢献しております。日々の診療のみならず学会発表や論文執筆等の学術活動も積極的に行っております。その他、学校で救命講習会や「チームメディカル:最前線の医療現場から学ぶ」をテーマに講演しました。以前にはテレビ大阪「やさしいニュース」で熱中症の症状と予防法を丁寧に解説しました。大阪マラソンでは、大阪府医師会派遣医師として救護活動を行いました。