巻き爪を予防するのに今マグネシウムが注目されている?

【はじめに】

「巻き爪」という言葉は日常的に多くの方が使用されていますが、爪が単純に巻いているというだけでは一般的には患部に強い痛みを自覚しません。

爪のまわりの辺縁部分がその横に位置する皮膚(爪郭と呼ばれる部位)にもぐり込んで、爪の組織自体が周辺皮膚部を強く圧迫しだすと特に強度の痛みが生じることになります。

さらに、段々と症状がひどくなり放置すると、爪が物理的にあたっている皮膚の周囲部分から自然とは異なる不良な肉芽組織が形成されて、その後に指が変形することもあります。

そして、免疫機構を含む生体の微妙な恒常性を維持するために、マグネシウムは広範囲にわたって深く機能していると言われています1)。

従来から本邦では日常生活内で積極的に意識してマグネシウムを摂取している方は比較的少なく、マグネシウムの摂取量が減少することで様々な病気に陥りやすいことが問題視されてきました。

そういった背景を受けて、近年では効率よく簡便にマグネシウム成分を補うことができるマグネシウムサプリメントやマグネシウムクリームという製品を日常的に活用する人も数多く存在しています。

今回は、巻き爪にならないために日常生活においてマグネシウム製品を取り入れる重要性について説明します。

【第1章】巻き爪になる原因とは?

巻き爪は爪の端の部分が内側深くに入り込んだ状態であり、その発症原因としては、生まれつきの先天性である場合、足の指の筋力が健常よりも脆弱であるなどが挙げられます。

巻き爪は、爪の端の部分が内側方向へ巻き込まれて周囲の爪の下に該当する部位や周りの皮膚組織を損傷しやすく、同時に細菌が侵入して患部に感染を引き起こして強い炎症を起こし爪囲炎を合併することもあります。

巻き爪が引き起こされる原因としてはこれまでの研究で色々なものが指摘されていますが、主たる原因のひとつは爪に加重される物理的外力のバランスが破綻する事と考えられています。

仮に、爪の部分が横の方向から圧迫される、あるいはその逆で爪が下のベクトル方向から受けるストレスが弱くなると、爪の端部分が内側にある皮膚や周囲組織の方向へ巻いていく動きに繋がります。

また、普段のセルフケアのなかで爪を切る際に爪を切り過ぎて深爪になる、もしくはその逆に爪を伸ばし過ぎて爪が巻かれていくことも可能性として想定されます。

特に、爪を短く切りすぎて深爪になってしまうと、爪の両端が皮膚に埋もれて歩行するたびに両側から皮膚に圧される結果、巻き爪が知らず知らずのうちに悪化すると指摘されていますので、足の爪は深爪にならないよう、切り過ぎないことを認識しておきましょう。

そして、体重の過剰な肥満体形の方が激しい運動などを実施する際には足への負担が多大となり、自然と爪にも強度の圧がかかって巻き爪を発症させることが懸念されます。

あるいは、爪白癬という病気にかかり、爪の部分が組織的に肥厚して変形が起こることに伴って巻き爪が悪化することも考慮されていますので、変形爪を診た際には白癬と呼ばれる真菌に感染しているかどうかを同時に調べることも往々にしてあります。

【第2章】巻き爪にならないためにマグネシウム製品を取り入れる重要性

巻き爪は、通常であれば5本の足の指の中で外的な物理力が掛かりやすい第1趾爪(母趾爪)に多く発症すると言われていますが、他の指趾にも認められることもあります。

特に、母趾の巻き爪は、皮膚科や形成外科のみならず整形外科の専門外来でも母趾陥入爪ととも によく遭遇する疾患であると認識されています2)。

特に、靴選びを誤ると巻き爪を助長することになることが知られており、自分のサイズとまったく合っていないハイヒールやパンプスなど先端がシャープに細くなっている靴を日常的に履いていると爪が自然と圧迫されます。

また、その逆の場合として、ゆるいぶかぶかの大きすぎるサイズの靴では靴の中で足が前方に滑ってしまうことで爪を圧迫することになってしまいます。

したがって、自分の足のサイズに適したシューズを選ぶことによって、巻き爪のみならず骨格変形、靴ずれ、ウオノメなどを始めとする皮膚のトラブルを回避することが出来ると考えられます。

そして、マグネシウム自体は血液中に約1%程度しか存在していないものの、これまでの数々の研究によって重要な生体因子のひとつであると言われています。

人間の身体の内部では、マグネシウムという成分は通常では多くの酵素を活性化する重要な役割を担っており、生命維持に必要な様々な代謝機構に関与しているファクターと言われています。

マグネシウムは、ミネラル成分のひとつであり、体内で多くの酵素の働きを助けていると同時に、実際にエネルギー産生機構に深く関与しております。

マグネシウムは、普段摂取している栄養素の合成や分解に携わる工程以外にも遺伝情報の発現、そして免疫機能の維持などにも寄与しています。

通常では、マグネシウムは主に植物性・動物性食物、そして飲料に広く含まれているとされており、ホウレンソウのような緑色の葉野菜、マメ科植物、ナッツ類なども優れたマグネシウム成分の供給源となり得ます。

一方で、最近では健康志向が高まる中で、自分の食生活に不安を抱く人や健康増進を深く求める方々がいわゆる健康食品の一つであるサプリメントに期待をかけて、日常的に摂取されています。

生体の微妙な恒常性の維持をしている観点から、マグネシウムという物質は広範囲にわたって我々の身体において深く機能しているがゆえに昨今でもサプリメントなどの健康食品類が注目されているのです。

同様に、これまでにオーソモレキュラー医学会はマグネシウム摂取の必要性を度々に渡って強く訴えており、極端な緩下作用を生じることなく適切な用量でマグネシウムを取り入れる方法として経皮マグネシウムを推奨しています。

日本人はマグネシウム不足になりやすく、半数以上の方が理想値には達していないことからも、食事やサプリメント以外の方法で毎日でも使用できる経皮マグネシウムクリーム製品が勧められています。

こうした観点から、巻き爪にならないためにも最低限のマグネシウムを摂取することが重要であり、その手段としてサプリメントや経皮的クリームなどのツールを上手く活用する必要があると考えられます。

【まとめ(おわりに)】

巻き爪は、爪が彎曲してその周辺部に位置する皮膚に食い込んでいる状態を指します。

基本的には、足の親指である第1趾の爪によくみられることが知られており、深爪、あるいは適切ではない靴の選択、爪白癬などを中心として様々な原因で引き起こされます。

巻き爪の典型的な症状としては、足のつま先先端部分の炎症による疼痛、あるいは発赤(赤みを帯びる)所見が認められ、足を踏ん張る、あるいは歩行するたびに特に高度肥満の方では重い体重負荷がかかって患部に激痛を呈することも往々にしてあります。

本疾患では、日常におけるセルフケアに前向きに取り組む事で指の痛みを軽減させることが可能であり、普段から正しい歩き方や理想的な靴選びを心がけると良いでしょう。

患部に炎症を起こして感染すると強い痛みを伴って歩行困難になりますので、早期的に専門医療機関を受診して確実な治療を行うことが求められます。

そして、私たちのからだの中に確かに存在して色々な生命活動をサポートしてくれているミネラルの中でも、特に現代の人々における心身の健康のために欠かせない代表格が、「マグネシウム」です。

マグネシウムは人体を構成するミネラルの中でも必要量が最も多く、現代人の食生活では不足しやすい栄養素であるので、自分に適したサプリメントや経皮吸収型クリームなどの製品を選択して補給することを心がけることが重要な観点となります。

今一度日々の食事内容や生活習慣スタイルを見直しながら、マグネシウム成分の摂取方法を工夫することによって巻き爪を引き起こさないためにも有意義な生活をみんなで過ごしましょう。

今回の情報が少しでも参考になれば幸いです。

引用文献

1)福生吉裕:マグネシウム製剤の臨床治療への有効性. 東京未病研究会雑誌. 1995 年 1 巻 1 号 p. 20-28.

DOI  https://doi.org/10.11288/mibyou1995.1.20

2)米澤 幸平, 松原 秀憲, 米澤 嘉朗:巻き爪矯正用具「ツメフラ」と重度巻き爪の予備矯正用具「リフター」による巻き爪矯正の追試経験. 中部日本整形外科災害外科学会雑誌. 2018 年 61 巻 1 号 p. 115-116.

DOI https://doi.org/10.11359/chubu.2018.115

著者について

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■専門分野
救急全般、外科一般、心臓血管外科、総合診療領域

■プロフィール
平成19年に大阪市立大学医学部医学科を卒業後に初期臨床研修を2年間修了後、平成21年より大阪急性期総合医療センターで外科後期臨床研修、平成22年より大阪労災病院で心臓血管外科後期臨床研修、平成24年より国立病院機構大阪医療センターにて心臓血管外科医員として研鑽、平成25年より大阪大学医学部附属病院心臓血管外科非常勤医師、平成26年より救急病院で日々修練しております。

■メッセージ
私はこれまで消化器外科や心臓血管外科を研鑽して参り、現在は救急医学診療を中心に地域医療に貢献しております。日々の診療のみならず学会発表や論文執筆等の学術活動も積極的に行っております。その他、学校で救命講習会や「チームメディカル:最前線の医療現場から学ぶ」をテーマに講演しました。以前にはテレビ大阪「やさしいニュース」で熱中症の症状と予防法を丁寧に解説しました。大阪マラソンでは、大阪府医師会派遣医師として救護活動を行いました。