LINE登録で
スペシャルハンドブックを配信中!

前立腺癌を予防するのに今マグネシウムが注目されている?

【はじめに】

前立腺という臓器は男性にしかない特有のものであり、尿道という尿の通り道を取り囲むようにして膀胱の真下ぐらいの位置に存在しています。

一般的には、前立腺の大きさはくるみ大程度とされている比較的小さめの臓器ではありますが、精液の一部の成分を産生するなど生体にとって重要な機能を有しています。

そして、前立腺癌とは、その名のとおり前立腺に発生する悪性腫瘍のことを意味しています。

前立腺癌では前立腺細胞が無秩序に増殖を繰り返す疾患であり、加齢と共に罹患率が増加する病気であることが知られています1)。

これまで積み重ねられてきた知見から、マグネシウムの欠乏が急性心筋梗塞や脳血管疾患などの生活習慣病のみならず前立腺癌を含む腫瘍性疾患の発症に関与していることが判明しつつあります。

従来から本邦では日常生活内で積極的に意識してマグネシウムを摂取している方は比較的少なく、マグネシウムの摂取量が減少することで様々な病気に陥りやすいことが問題視されてきました。

そういった背景を受けて、近年では効率よく簡便にマグネシウム成分を補うことができるマグネシウムサプリメントやマグネシウムクリームという製品を日常的に活用する人も数多く存在しています。

今回は、前立腺癌にならないために普段の生活においてマグネシウム製品を取り入れる重要性について説明します。

【第1章】前立腺癌になる原因とは?

前立腺癌になる原因として代表的なものとしては、アンドロゲンと呼ばれる男性ホルモンが関与している、あるいは遺伝性や加齢などの要素のみならず肥満体形や喫煙歴なども関連していると指摘されています。

この病気は他の悪性腫瘍疾患と比較すると進行するスピードが遅いことが知られており、早期段階で発見すれば治癒する見込みが高いのが特徴的です。

ただし、前立腺癌による症状が自覚されにくいために周囲リンパ節、骨、肺、肝臓などの他臓器に転移した進行癌の状態で見つけられることも決して少なくありません。

また、同一の家系内に本疾患を発症した人がいる場合や60歳以上の高齢者の方が罹患しやすいことが知られております。

この病気における明確な発症のメカニズムは解明されていないのが現状ではありますが、動物性脂肪やカルシウムの過剰摂取などの日々の食生活習慣の乱れが前立腺癌の発症に関与しているという意見もあります。

【第2章】前立腺癌にならないためにマグネシウム製品を取り入れる重要性

前章で述べた前立腺癌のリスクファクターとなる遺伝や加齢といった要素は誰にも回避することができませんが、この病気は万が一発症したとしても、早期的に発見して治療介入できれば完治が見込まれる疾患です。

したがって、本疾患を早期発見して早期治療に繋げるためにも定期的にがん検診を受けることが広く推奨されています。

そして、人間の身体の内部では、マグネシウムという成分は通常では多くの酵素を活性化する重要な役割を担っており、生命維持に必要な様々な代謝機構に関与しているファクターと言われています。

マグネシウムは、ミネラル成分のひとつであり、体内で多くの酵素の働きを助けていると同時に、実際にエネルギー産生機構に深く関与しております。

マグネシウムは生体内で様々な反応に関係する必須電解質のひとつであり、生体内ではそのほとんどが骨、筋肉、軟部組織などに存在しています2)。

マグネシウムは、普段摂取している栄養素の合成や分解に携わる工程以外にも遺伝情報の発現、免疫機能の維持などにも寄与していますから、マグネシウムが生体内で欠乏すると低免疫状態から前立腺癌を含む悪性腫瘍罹患のリスクが上昇すると考えられます。

通常では、マグネシウムは主に植物性・動物性食物、そして飲料に広く含まれているとされており、ホウレンソウのような緑色の葉野菜、マメ科植物、ナッツ類なども優れたマグネシウム成分の供給源となり得ます。

一方で、最近では健康志向が高まる中で、自分の食生活に不安を抱く人や健康増進を深く求める方々がいわゆる健康食品の一つであるサプリメントに期待をかけて、日常的に摂取されています。

生体の微妙な恒常性の維持をしている観点から、マグネシウムという物質は広範囲にわたって我々の身体において深く機能しているがゆえに昨今でもサプリメントなどの健康食品類が注目されているのです。

同様に、これまでにオーソモレキュラー医学会はマグネシウム摂取の必要性を度々に渡って強く訴えており、極端な緩下作用を生じることなく適切な用量でマグネシウムを取り入れる方法として経皮マグネシウムを推奨しています。

日本人はマグネシウム不足になりやすく、半数以上の方が理想値には達していないことからも、食事やサプリメント以外の方法で毎日でも使用できる経皮マグネシウムクリーム製品が勧められています。

こうした観点から、前立腺癌にならないためにも最低限のマグネシウムを摂取することが重要であり、その手段としてサプリメントや経皮的クリームなどのツールを上手く活用する必要があると考えられます。

【まとめ(おわりに)】

近年においては、前立腺癌を発症する症例数は増加傾向であり、この病気は早期の段階ではほとんど自覚症状を認めないと言われています。

仮に病状が進行して癌組織が巨大化してくると前立腺の内部を走行している尿道を圧迫することになるために、尿が出にくい、尿回数が増える、排尿時に残尿感がある、下腹部に違和感を覚えるなどの症状が出現するようになります。

本疾患の進行度は他の癌疾患に比べると比較的緩やかであると言われていますが、発症から時間が経過すると膀胱や精子が通過する精管など前立腺の周辺に位置する臓器に悪影響を与えることで尿や精液が血性に変化することも経験されます。

さらに、病状が進行した前立腺癌の場合には骨や肺、肝臓などに遠隔的な転移を引き起こしやすいとも指摘されていますので十分な注意が必要です。

そして、私たちのからだの中に確かに存在して色々な生命活動をサポートしてくれているミネラルの中でも、特に現代の人々における心身の健康のために欠かせない代表格が、「マグネシウム」です。

マグネシウムは人体を構成するミネラルの中でも必要量が最も多く、現代人の食生活では不足しやすい栄養素であるので、自分に適したサプリメントや経皮吸収型クリームなどの製品を選択して補給することを心がけることが重要な観点となります。

今一度日々の食事内容や生活習慣スタイルを見直しながら、マグネシウム成分の摂取方法を工夫することによって前立腺癌を発症しないためにも有意義な生活をみんなで過ごしましょう。

今回の情報が少しでも参考になれば幸いです。

引用文献

  1. 椎名 浩昭, 洲村 正裕, 浩史, 安本 博晃:前立腺癌に対する外科治療. 日本放射線技術学会雑誌. 2018 74 2 p. 208-218.

DOI https://doi.org/10.6009/jjrt.2018_JSRT_74.2.208

  1. 中村 忠博, 松永 典子, 樋口 則英, 北原 隆志, 佐々木 均:酸化マグネシウム製剤の腎機能低下患者における血清マグネシウム値への影響. 日本腎臓病薬物療法学会誌.201321.p.3-9.

DOI  https://doi.org/10.24595/jjnp.2.1_3

著者について

+ posts

■専門分野
救急全般、外科一般、心臓血管外科、総合診療領域

■プロフィール
平成19年に大阪市立大学医学部医学科を卒業後に初期臨床研修を2年間修了後、平成21年より大阪急性期総合医療センターで外科後期臨床研修、平成22年より大阪労災病院で心臓血管外科後期臨床研修、平成24年より国立病院機構大阪医療センターにて心臓血管外科医員として研鑽、平成25年より大阪大学医学部附属病院心臓血管外科非常勤医師、平成26年より救急病院で日々修練しております。

■メッセージ
私はこれまで消化器外科や心臓血管外科を研鑽して参り、現在は救急医学診療を中心に地域医療に貢献しております。日々の診療のみならず学会発表や論文執筆等の学術活動も積極的に行っております。その他、学校で救命講習会や「チームメディカル:最前線の医療現場から学ぶ」をテーマに講演しました。以前にはテレビ大阪「やさしいニュース」で熱中症の症状と予防法を丁寧に解説しました。大阪マラソンでは、大阪府医師会派遣医師として救護活動を行いました。