老年期精神病を予防するのに今マグネシウムが注目されている?

【はじめに】

老年期精神病とは、一般的に高齢者年齢層において精神病様の症状がみられる病気を総称したものであり、通常では正式な診断名とは考えられていませんが、多くはいわゆる老年期に幻覚、妄想などの精神症状を呈する病気として位置づけられています。

高齢者の場合には、慢性的な身体の基礎疾患や普段服用している薬物、そして日常的なストレスと幻覚妄想状態の関連性の有無に関して明確に評価できないケースも少なくないので、個々の要因を慎重に検討して、治療策の決定や環境調整に反映させることが重要です。

そして、人体内で数えて7番目に多いミネラルであるマグネシウムは、精神的な情動安定という観点も含めて生体内におけるすべてのエネルギー活動の場で重要な役割を持っていると考えられています1)。

従来から本邦では日常生活内で積極的に意識してマグネシウムを摂取している方は比較的少なく、マグネシウムの摂取量が減少することで様々な病気に陥りやすいことが問題視されてきました。

そういった背景を受けて、近年では効率よく簡便にマグネシウム成分を補うことができるマグネシウムサプリメントやマグネシウムクリームという製品を日常的に活用する人も数多く存在しています。

今回は、老年期精神病にならないためにマグネシウム製品を取り入れる重要性について説明します。

【第1章】老年期精神病になる原因とは?

主に老年期における幻覚妄想状態としては、一般的に身体や脳の病気を基礎的な要因としており、具体的には夜間せん妄状態や認知症よる幻覚妄想などの周辺症状が挙げられます。

特に、認知症を基礎疾患として有している人ではその妄想の具体的な内容としては、物盗られ妄想が多くみられますし、それ以外にも生命の安全への危険などの被害意識を主徴とする妄想や見当識障害並びに状況認知の障害に起因した妄想などを認めることもあります。

また、普段から服用している薬物などを主な要因とする場合には、アルコールの多飲などによって幻覚症状を認めるケースや身体疾患や精神病に対する治療薬に伴う妄想様症状を垣間見る症例も存在します。

ごくまれに、中年層ではほとんど精神症状の発現を認めずに老年期になって初発的に発症する機能性幻覚妄想状態が考えられており、その主たる原因としては本人の心理的要素、あるいは周辺の環境状況に伴って負荷がかかるストレス要因によるものが挙げられます。

さらには、遅発性統合失調症や若年発症した統合失調症を罹患した高齢者でも老年期に再び幻覚妄想状態に陥って精神的な負担を抱え込む方もいらっしゃいます。

【第2章】老年期精神病にならないためにマグネシウム製品を取り入れる重要性

長い社会生活を送るうえで高齢者が自信をもって快適な日々を過ごすためには、日々のヘルスケアは必須です。

前提として、ミネラル成分は主要な三大栄養素である炭水化物や脂質、そしてたんぱく質に加えてビタミンを含めた五大栄養素のひとつと言われており生体にとって重要なファクターです。

そもそも人体にとって必須のミネラルは16種類あると言われ、このうちマグネシウムもカルシウムやカリウムなどと並んで主要なミネラルのひとつとされています。

以前から厚生労働省が健康増進法に基づいて高齢者を始めとして日本人の食事摂取基準量を規定していますが、現代人の多くがマグネシウムの慢性的な摂取不足に陥っていると考えられています。

一般的には、高齢者においては若年成人と比較して食事からのマグネシウム摂取量が減少すると言われています。

さらに、加齢に伴って腸管でのマグネシウムの吸収率が低下し、腎臓からのマグネシウムの排泄量が相対的に増加する傾向があります。

また、高齢者は若年者に比べて慢性疾患に患いやすく、マグネシウムの状態を容易に変化させる薬剤を服用していることも多くみられるために、マグネシウムが体内で欠乏するリスクが上昇することが懸念されています。

マグネシウムは、ミネラル成分のひとつであり、体内で多くの酵素の働きを助けていると同時に、精神機能を含めたエネルギー産生機構に深く関与していると考えられています。

したがって、マグネシウム不足になると、それぞれの神経細胞に必要なマグネシウム量が満たされなくなり、老年期精神病をはじめとして精神疾患の主因とされている神経細胞の損傷を引き起こして精神行動面での異常症状が出現することに繋がると考えられます。

一般的に、マグネシウムを豊富に含む食材は大豆や豆腐などの豆類のほかに海藻類などが挙げられます2)。

また、ホウレンソウのような緑色の葉野菜、マメ科植物、ナッツ類なども優れたマグネシウム成分の供給源となり得ます。

特に、最近では健康志向が高まる中で、自分の食生活に不安を抱く人や健康増進を深く求める方々がいわゆる健康食品の一つであるサプリメントに期待をかけて、日常的に摂取されています。

生体の微妙な恒常性の維持をしている観点から、マグネシウムという物質は広範囲にわたって我々の身体において深く機能しているがゆえに昨今でもサプリメントなどの健康食品類が注目されているのです。

同様に、これまでにオーソモレキュラー医学会はマグネシウム摂取の必要性を度々に渡って強く訴えており、極端な緩下作用を生じることなく適切な用量でマグネシウムを取り入れる方法として経皮マグネシウムを推奨しています。

日本人はマグネシウム不足になりやすく、半数以上の方が理想値には達していないことからも、食事やサプリメント以外の方法で毎日でも使用できる経皮マグネシウムクリーム製品が勧められています。

こうした観点から、老年期精神病にならないためにも最低限のマグネシウムを摂取することが重要であり、その手段としてサプリメントや経皮的クリームなどのツールを上手く活用する必要があると考えられます。

【まとめ(おわりに)】

老年期精神病は正式な診断名ではありませんが、高齢者が幻覚や妄想を来している病態などを俯瞰的に評価して、それぞれ個々に応じた治療の方向性などを考慮します。

実際に幻覚妄想状態を抱えている高齢患者さんに遭遇した場合には、本人がそれぞれの検査や治療に関する必要性を理解することが困難なことも往々にして存在するため、患者様の家族にも十分に病状を理解してもらった上で積極的に治療協力を仰ぐことが重要です。

また、私たちのからだの中に確かに存在して色々な生命活動をサポートしてくれているミネラルの中でも、特に現代の人々のみならず老年期高齢者における心身の健康のために欠かせない成分の代表格が、「マグネシウム」です。

マグネシウムは人体を構成するミネラルの中でも必要量が最も多く、現代人の食生活では不足しやすい栄養素であるので、自分に適したサプリメントや経皮吸収型クリームなどの製品を選択して補給することを心がけることが重要な観点となります。

今一度日々の食事内容や生活習慣スタイルを見直しながら、マグネシウム成分の摂取方法を工夫することによって老年期精神病を引き起こさないためにも有意義な生活をみんなで過ごしましょう。

今回の情報が少しでも参考になれば幸いです。

引用文献

  1. 藏前尚子:2型糖尿病におけるマグネシウムの役割. JICD, 2015, Vol. 46, No. 1.p56-61.

DOI https://www.icd-japan.gr.jp/pub/vol46/17-vol46.pdf

  1. 山路力也:熱中症予防に効果的な3つの栄養素と3つの料理とは?.

DOI https://news.yahoo.co.jp/byline/ymjrky/20170723-00073620

著者について

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■専門分野
救急全般、外科一般、心臓血管外科、総合診療領域

■プロフィール
平成19年に大阪市立大学医学部医学科を卒業後に初期臨床研修を2年間修了後、平成21年より大阪急性期総合医療センターで外科後期臨床研修、平成22年より大阪労災病院で心臓血管外科後期臨床研修、平成24年より国立病院機構大阪医療センターにて心臓血管外科医員として研鑽、平成25年より大阪大学医学部附属病院心臓血管外科非常勤医師、平成26年より救急病院で日々修練しております。

■メッセージ
私はこれまで消化器外科や心臓血管外科を研鑽して参り、現在は救急医学診療を中心に地域医療に貢献しております。日々の診療のみならず学会発表や論文執筆等の学術活動も積極的に行っております。その他、学校で救命講習会や「チームメディカル:最前線の医療現場から学ぶ」をテーマに講演しました。以前にはテレビ大阪「やさしいニュース」で熱中症の症状と予防法を丁寧に解説しました。大阪マラソンでは、大阪府医師会派遣医師として救護活動を行いました。