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膵嚢胞を予防するのに今マグネシウムが注目されている?

【はじめに】

嚢胞(のうほう)とは液体の入った風船のような袋のことです。

膵嚢胞とは、液体成分を内部に含む嚢胞が膵臓に形成される病気のことを指しており、基本的には無症状で経過することが多く、検診などで偶然指摘されることがあります。

そして、これまで積み重ねられてきた知見から、マグネシウムの欠乏が急性心筋梗塞や脳血管疾患などの生活習慣病に加えて膵嚢胞を含む腫瘍性疾患の発症などに関与していることが判明しつつあります。

従来から本邦では日常生活内で積極的に意識してマグネシウムを摂取している方は比較的少なく、マグネシウムの摂取量が減少することで様々な病気に陥りやすいことが問題視されてきました。

そういった背景を受けて、近年では効率よく簡便にマグネシウム成分を補うことができるマグネシウムサプリメントやマグネシウムクリームという製品を日常的に活用する人も数多く存在しています。

今回は、膵嚢胞にならないために日常生活においてマグネシウム製品を取り入れる重要性について説明します。

【第1章】膵嚢胞とは?

膵嚢胞は先天的なもの、後天的なものなど種類が多彩であり、がんと関連するものもありますし、生まれつき先天的に発症することもあれば、後天的な要因によって発症する症例もあります。

特に、後天的に発症する場合には、膵炎や腹部の外傷、アルコールの大量摂取などが原因となることがあります。

膵嚢胞性病変(pancreatic cystic lesions: PCL)は、近年の腹部画像技術の進歩により偶発的に発見される頻度が増加してきています1)。

膵臓の中もしくはその周囲にできた嚢胞を膵嚢胞と呼んでいて、多くの場合には無症状であり、画像診断によって大きさは数㎜程度の小さなものから10cmを超えるものまでさまざまな病変が発見されて、1個だけの場合もあれば複数個認める場合もあります。

がんの発生が懸念される場合があり、また、原因や膵嚢胞の性質によって治療が異なることから、診断の際には詳細な評価が重要となります。

膵嚢胞は無症状で経過し、検診などで行われた超音波検査やCT検査などをきっかけとして、偶然に病変を指摘されることがありますが、場合によっては腹痛や嘔気などの症状が認められることも見受けられます。

悪性腫瘍との関連性が強い膵嚢胞の場合には、病気の進行とともに体重減少や食欲不振、倦怠感などの全身症状が出現することがあります。

【第2章】膵嚢胞にならないためにマグネシウム製品を取り入れる重要性

膵嚢胞の種類によって対応が異なるため、検診などで指摘を受けた場合には、詳細な診断を受けることが重要であり、特にがんの発生が懸念される場合には、前向きに手術加療が行われる場合もあります。

主な治療は、膵嚢胞の種類によって異なり、膵炎や外傷による仮性嚢胞の場合は、経過中に出血や感染症を起こすことがあるために、点滴や絶食、抗生物質などによる内科的な治療、あるいは場合によっては手術が実施されます。

そして、マグネシウム自体は血液中に約1%程度しか存在していないものの、これまでの数々の研究によって重要な生体因子のひとつであると言われています2)。

人間の身体の内部では、マグネシウムという成分は通常では多くの酵素を活性化する重要な役割を担っており、生命維持に必要な様々な代謝機構に関与しているファクターと言われています。

マグネシウムは、ミネラル成分のひとつであり、体内で多くの酵素の働きを助けていると同時に、実際にエネルギー産生機構に深く関与しております。

マグネシウムは、普段摂取している栄養素の合成や分解に携わる工程以外にも遺伝情報の発現、免疫機能の維持などにも寄与していますから、マグネシウムが生体内で欠乏すると低免疫状態から膵嚢胞を含む腫瘍性疾患の罹患リスクが上昇すると考えられます。

通常では、マグネシウムは主に植物性・動物性食物、そして飲料に広く含まれているとされており、ホウレンソウのような緑色の葉野菜、マメ科植物、ナッツ類なども優れたマグネシウム成分の供給源となり得ます。

一方で、最近では健康志向が高まる中で、自分の食生活に不安を抱く人や健康増進を深く求める方々がいわゆる健康食品の一つであるサプリメントに期待をかけて、日常的に摂取されています。

生体の微妙な恒常性の維持をしている観点から、マグネシウムという物質は広範囲にわたって我々の身体において深く機能しているがゆえに昨今でもサプリメントなどの健康食品類が注目されているのです。

また、これまでにオーソモレキュラー医学会はマグネシウム摂取の必要性を度々に渡って強く訴えており、極端な緩下作用を生じずに適量でマグネシウムを取り入れる方法として経皮マグネシウムを推奨しています。

日本人はマグネシウム不足になりやすく、半数以上の方が理想値には達していないことからも、食事やサプリメント以外の方法で毎日でも使用できる経皮マグネシウムクリーム製品が勧められています。

こうした観点から、膵嚢胞に罹患しないためにも普段から最低限のマグネシウムを摂取することが重要であり、その手段としてサプリメントや経皮的クリームなどのツールを上手く活用する必要があると考えられます。

【まとめ(おわりに)】

膵嚢胞とは、膵臓の内部や周囲にできる様々な大きさの「液体のたまり」のことです。

典型的な症状はなく、CTやMRIなどにより偶然見つかることの多い病気であり、急性膵炎や慢性膵炎など炎症に伴ってできる良性嚢胞もある一方で、炎症とは関連のない腫瘍性膵嚢胞というタイプもあります。

特に、IPMNと呼ばれている膵管内乳頭粘液性腫瘍は、注意すべき膵臓にできる嚢胞病変の一種であり、膵液の流れる膵管内部に、盛り上がるように増殖する腫瘍であり、豊富な粘液を分泌することが特徴のひとつです。

膵液の流れが妨害されると膵炎を発症して腹痛や背部痛を来す、あるいは病変が巨大化すると胆管が圧排されて黄疸が生じる、膵機能が低下して糖尿病を発症することも見受けられますので、心配であれば消化器内科など専門医療機関を受診しましょう。

そして、私たちのからだの中に確かに存在して色々な生命活動をサポートしてくれているミネラルの中でも、特に現代の人々における心身の健康のために欠かせない代表格が、「マグネシウム」です。

マグネシウムは人体を構成するミネラルの中でも必要量が最も多く、現代人の食生活では不足しやすい栄養素であるので、自分に適したサプリメントや経皮吸収型クリームなどの製品を選択して補給することを心がけることが重要です。

今一度日々の食事内容や生活習慣スタイルを見直しながら、マグネシウム成分の摂取方法を工夫することによって膵嚢胞を引き起こさないためにも有意義な生活をみんなで過ごしましょう。

今回の情報が少しでも参考になれば幸いです。

【引用文献】

1)橋本 千樹, 廣岡 芳樹, 川部 直人, 中岡 和徳, 吉岡 健太郎ら:膵嚢胞性病変の診断における経腹壁超音波検査の役割り. 超音波医学. 2022 年 49 巻 3 号 p. 249-259

DOI https://doi.org/10.3179/jjmu.JJMU.R.190

2)貝原俊樹ら:低カリウム血症, 低マグネシウム血症により多型性心室頻拍, 心肺停止となった1例.心臓. 2015 年 47 巻 SUPPL.1 号 p. S1_50-S1_54.

DOI https://doi.org/10.11281/shinzo.47.S1_50

著者について

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■専門分野
救急全般、外科一般、心臓血管外科、総合診療領域

■プロフィール
平成19年に大阪市立大学医学部医学科を卒業後に初期臨床研修を2年間修了後、平成21年より大阪急性期総合医療センターで外科後期臨床研修、平成22年より大阪労災病院で心臓血管外科後期臨床研修、平成24年より国立病院機構大阪医療センターにて心臓血管外科医員として研鑽、平成25年より大阪大学医学部附属病院心臓血管外科非常勤医師、平成26年より救急病院で日々修練しております。

■メッセージ
私はこれまで消化器外科や心臓血管外科を研鑽して参り、現在は救急医学診療を中心に地域医療に貢献しております。日々の診療のみならず学会発表や論文執筆等の学術活動も積極的に行っております。その他、学校で救命講習会や「チームメディカル:最前線の医療現場から学ぶ」をテーマに講演しました。以前にはテレビ大阪「やさしいニュース」で熱中症の症状と予防法を丁寧に解説しました。大阪マラソンでは、大阪府医師会派遣医師として救護活動を行いました。