ものもらいを予防するのに今マグネシウムが注目されている?

【はじめに】

ものもらいとは、眼のまぶたに存在する脂の分泌腺や汗腺と呼ばれる部位に細菌感染が引き起こされる目の病気です。

専門的には「麦粒腫」とも呼称されており、まぶたに麦サイズのふくらみが形成されることに由来しており、そのしこり部分には違和感や発赤、腫脹所見を伴うことが多いです。

そして、これまで積み重ねられてきた知見から、マグネシウムの欠乏が急性心筋梗塞や脳血管疾患などの生活習慣病に加えてものもらいを含む感染症疾患の発症などに関与していることが判明しつつあります。

細菌やウイルスなどの病原体による感染予防の観点から免疫機構を含む生体の微妙な恒常性を維持するために、マグネシウムは広範囲にわたって深く機能していると言われています1)。

従来から本邦では日常生活内で積極的に意識してマグネシウムを摂取している方は比較的少なく、マグネシウムの摂取量が減少することで様々な病気に陥りやすいことが問題視されてきました。

そういった背景を受けて、近年では効率よく簡便にマグネシウム成分を補うことができるマグネシウムサプリメントやマグネシウムクリームという製品を日常的に活用する人も数多く存在しています。

今回は、ものもらいにならないために日常生活においてマグネシウム製品を取り入れる重要性について説明します。

【第1章】ものもらいになる原因とは?

ものもらいは、まぶたの縁部分に存在している脂腺やモル腺と呼ばれる汗腺、そして涙の蒸発を防ぐ作用を有するマイボーム腺に細菌による感染が起こることで発症する目の病気です。

通常では、まぶたの浅い部分にある脂腺や汗腺に発生したものを外麦粒腫と呼称しており、まぶたの深い部位に位置するマイボーム腺に発症したものを内麦粒腫と呼んでいます。

本疾患における根本的な原因は、普段から皮膚などに常在して潜んでいる黄色ブドウ球菌を始めとする細菌感染によるものであると考えられています。

つまり、それらの細菌が付着した手を使って目をこする動作をする、もしくは細菌で汚染されたコンタクトレンズを着用することによって細菌が眼のふちに侵入して発症する仕組みになっています。

また、ものもらいは日常生活においてストレスなどで疲労感が貯留している際など普段より免疫力が低下傾向である場合に発症しやすいのも特徴として知られています。

【第2章】ものもらいにならないためにマグネシウム製品を取り入れる重要性

仮に、ものもらいを発症するとまぶたが赤く腫れあがり、患部に痛みなどを自覚します。

特に、まぶたの深いところで引き起こされる内麦粒腫の場合には外麦粒腫と比較して症状が強く出現することもあり、眼のふちに膿の塊で構成されるしこりのような病変を形成して眼瞼部全体が赤く腫れることも多く経験されます。

万が一、ものもらいと診断されたときは、細菌を死滅させる効果を狙って抗菌薬が含有された目薬や眼軟膏を使用することで症状が改善することが多いですが、稀に十分な効果が得られずに症状が緩和されない際には抗菌薬の内服治療が検討されます。

ものもらいは汚染された手で目の周りを頻回にこする行為、あるいは不衛生に管理されたコンタクトレンズを着用することで発症するため、本疾患をあらかじめ予防するには不潔な手で目をこすらないように配慮するなどの対策を講じるように取り組みましょう。

そして、マグネシウム自体は血液中に約1%程度しか存在していないものの、これまでの数々の研究によって重要な生体因子のひとつであると言われています。

人間の身体の内部では、マグネシウムという成分は通常では多くの酵素を活性化する重要な役割を担っており、生命維持に必要な様々な代謝機構に関与しているファクターと言われています。

マグネシウムは、ミネラル成分のひとつであり、体内で多くの酵素の働きを助けていると同時に、実際にエネルギー産生機構に深く関与しております。

マグネシウムは、普段摂取している栄養素の合成や分解に携わる工程以外にも遺伝情報の発現、そして免疫機能の維持などにも寄与していますから、マグネシウムが生体内で欠乏すると低免疫状態からものもらいのリスクが上昇すると考えられます。

通常では、マグネシウムは主に植物性・動物性食物、そして飲料に広く含まれているとされており、ホウレンソウのような緑色の葉野菜、マメ科植物、ナッツ類なども優れたマグネシウム成分の供給源となり得ます。

また、現在では製薬会社や食品会社から色々な微量元素のサプリメントが販売されており、多くの人が日常生活において活用していると伝えられています2)。

昨今において健康志向が高まる中で、自分の食生活に不安を抱く人や健康増進を深く求める方々がいわゆる健康食品の一つであるサプリメントの効果を期待して日常的に摂取されています。

生体の微妙な恒常性の維持をしている観点から、マグネシウムという物質は広範囲にわたって我々の身体において深く機能しているがゆえに昨今でもサプリメントなどの健康食品類が注目されているのです。

同様に、これまでにオーソモレキュラー医学会はマグネシウム摂取の必要性を度々に渡って強く訴えており、極端な緩下作用を生じることなく適切な用量でマグネシウムを取り入れる方法として経皮マグネシウムを推奨しています。

日本人はマグネシウム不足になりやすく、半数以上の方が理想値には達していないことからも、食事やサプリメント以外の方法で毎日でも使用できる経皮マグネシウムクリーム製品が勧められています。

こうした観点から、ものもらいにならないためにも最低限のマグネシウムを摂取することが重要であり、その手段としてサプリメントや経皮的クリームなどのツールを上手く活用する必要があると考えられます。

【まとめ(おわりに)】

ものもらいとは、まぶたにある脂や汗を分泌する腺組織に黄色ブドウ球菌などの皮膚常在菌が感染して引き起こされる化膿性炎症のことを指しています。

本疾患では、目の違和感や物が見えづらいなどの症状が自覚されて、眼を衛生的に保ち点眼薬などを使用すると数日単位で症状が改善されることがほとんどですが、稀に重症化したケースではしこりを切って膿を排出するドレナージ治療を要することもあります。

そして、私たちのからだの中に確かに存在して色々な生命活動をサポートしてくれているミネラルの中でも、特に現代の人々における心身の健康のために欠かせない代表格が、「マグネシウム」です。

マグネシウムは人体を構成するミネラルの中でも必要量が最も多く、現代人の食生活では不足しやすい栄養素であるので、自分に適したサプリメントや経皮吸収型クリームなどの製品を選択して補給することを心がけることが重要な観点となります。

今一度日々の食事内容や生活習慣スタイルを見直しながら、マグネシウム成分の摂取方法を工夫することによってものもらいを引き起こさないためにも有意義な生活をみんなで過ごしましょう。

今回の情報が少しでも参考になれば幸いです。

引用文献

1)福生吉裕:マグネシウム製剤の臨床治療への有効性. 東京未病研究会雑誌. 1995 年 1 巻 1 号 p. 20-28.

DOI  https://doi.org/10.11288/mibyou1995.1.20

2)廣村 信, 金山 洋介, 五十嵐 香織, 羽場 宏光, 榎本 秀一:にがり成分の生体内ダイナミクスと代謝吸収過程のイメージング. 日本海水学会誌. 2010 年 64 巻 4 号 p. 196-201.

DOI  https://doi.org/10.11457/swsj.64.196

著者について

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■専門分野
救急全般、外科一般、心臓血管外科、総合診療領域

■プロフィール
平成19年に大阪市立大学医学部医学科を卒業後に初期臨床研修を2年間修了後、平成21年より大阪急性期総合医療センターで外科後期臨床研修、平成22年より大阪労災病院で心臓血管外科後期臨床研修、平成24年より国立病院機構大阪医療センターにて心臓血管外科医員として研鑽、平成25年より大阪大学医学部附属病院心臓血管外科非常勤医師、平成26年より救急病院で日々修練しております。

■メッセージ
私はこれまで消化器外科や心臓血管外科を研鑽して参り、現在は救急医学診療を中心に地域医療に貢献しております。日々の診療のみならず学会発表や論文執筆等の学術活動も積極的に行っております。その他、学校で救命講習会や「チームメディカル:最前線の医療現場から学ぶ」をテーマに講演しました。以前にはテレビ大阪「やさしいニュース」で熱中症の症状と予防法を丁寧に解説しました。大阪マラソンでは、大阪府医師会派遣医師として救護活動を行いました。