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まだ間に合う!?心不全を予防するためにやっておくべきこと

【はじめに】

糖尿病は現代の疫病ともいわれ、糖尿病予備軍まで含めると全人口のおおむね30%程度が発症していると考えられています。

糖尿病とは、血糖値(血液中に含まれるブドウ糖)が慢性的に高くなる病気を指します。

そして、マグネシウムの働きは動脈硬化予防、高血圧対策、便秘予防、筋肉痙攣予防などを含めてまさに多種多様な機能があり、昔ながらの日本食から豊富に摂取できる成分であると知られています。

マグネシウムイオンはカリウムに次いで細胞質内に多く存在するカチオンであることが知られており、マグネシウムは 300以上の酵素活性に必要なミネラルです。

近年ではマグネシウムの欠乏は冠動脈疾患や心筋梗塞、2型糖尿病の危険囚子であることが示唆されています1)。

一方、近年では効率よく簡便にマグネシウム成分を補うことができるマグネシウムサプリメントやマグネシウムクリームという製品を日常的に活用する人も数多く存在しています。

今回は、糖尿病にならないために普段からマグネシウム製品を取り入れる重要性などについて説明します。

【第1章】糖尿病になる原因とは?

日本では1000万人ほどが糖尿病に罹患していると推定されており、生活習慣病とも関連していると言われている注意すべき病気のひとつです。

主な糖尿病の原因は、血糖値を降下させる作用のあるインスリンと呼ばれるホルモンの分泌量が低下したり、働きが悪くなったりすることで発症すると言われています。

本邦では糖尿病患者さんの約9割以上が2型糖尿病と言われており、「ストレス」、「肥満」、「運動不足」、「暴飲暴食」などの日々の生活習慣の乱れが主な原因となってインスリンが相対的に効きにくくなることでブドウ糖が細胞に十分に取り込まれなくなります3)。

インスリンの分泌量やその機能に異常が生じる原因としてもっとも多いのは、高脂肪、高カロリー、食物繊維不足などのいわゆる悪しき食生活習慣であり、糖質成分の取り過ぎや顕著な運動不足が続くとインスリンの抵抗性が増して徐々に血糖値が上昇します。 

一方で、糖尿病の中には自己免疫のはたらきの異常によってインスリンを産生する膵臓の細胞が破壊されることで発症するタイプの糖尿病は1型糖尿病と呼ばれており、生活習慣の乱れなどはあまり発症に関与していません。

その他にも、妊娠を契機に発症する糖尿病や膵炎、膵臓癌など膵臓の病気と随伴して発症する糖尿病などもあります。

【第2章】糖尿病にならないためにマグネシウム製品を取り入れる重要性

通常では、細胞内ではブドウ糖が身体のためのエネルギー生成に関与しており、インスリンというホルモン分泌物がブドウ糖を細胞内に招き入れるのに必要な化学反応を起こす際にもマグネシウムが必要と言われています。

そんな重要なマグネシウムが不足すると血糖値を下げる作用を有するインスリンの機能が減弱するためにインスリン抵抗性が高まって悪循環のために血糖値が上昇する運びとなります。

さらには、インスリン抵抗性が生ずるとマグネシウムが尿中に多く失われる方向性へと働きやすくなり、摂取不足とあいまってインスリン抵抗性が一段と増悪して糖尿病に進行してしまいます。

だからこそ、インスリン抵抗性を含む糖代謝障害を体の内面から予防して改善させるためにまず優先すべきは「マグネシウム不足」を解消することと考えられます。

マグネシウムは、人体にとって必須のイオンとされており、日々の健康と生活を支えて維持するのにとても有益な役割を有しています。

原則として、マグネシウムなどのミネラルそのものは基本的には体内で十分な量を作ることができませんから、食品などから摂取する必要があります。

このように重要な役割を有しているマグネシウムはアオノリ、昆布、ヒジキなどの海藻類、大豆、納豆などの豆類、しらす干し、干しエビ、アサリなどの魚介類、アーモンドなどの種実類などに多く含まれていると伝えられています。

ところが、最近では必須ミネラルの栄養素である「マグネシウム」が慢性的に摂取不足に陥っている人が増えていると頻繁に聞かれます。

万が一、食事などで十分な量を取れない場合には市販で販売されて容易に手に入るサプリメントを活用する方法もあります。

最近では日常生活においてサプリメントを摂取する重要性は徐々に周知されており、成人に関してはマグネシウム(クエン酸マグネシウムや塩化マグネシウム)の成分を1日当たりに概ね400 mg前後を摂取することが推奨されています。

そして、これまでにオーソモレキュラー医学会はマグネシウム摂取の必要性を度々に渡って強く訴えており、極端な緩下作用を生じることなく適切な用量でマグネシウムを取り入れる方法として経皮マグネシウムを推奨しています。

特にマグネシウム不足が叫ばれている本邦の日本人では、食事やサプリメント以外の方法で毎日でも使用できる経皮マグネシウムクリーム製品が勧められますね。

総合的に考慮すると、糖尿病を予防するためには普段から意識して食べ物やサプリメント、あるいは経皮吸収型クリーム製品などからマグネシウム成分を摂取する必要性があると言えます。

【まとめ(おわりに)】

糖尿病は、体内のインスリンと呼ばれる血糖を一定の範囲におさめる働きを担っているホルモンが十分に働かないために血液中に存在するブドウ糖が増加する病気と考えられています2)。

糖尿病の原因は、血糖値を降下させる作用のあるインスリンと呼ばれるホルモンの分泌量が低下したり、働きが悪くなったりすることで発症すると言われています。

インスリンの分泌量やその機能に異常が生じる原因としてもっとも多いのは、高脂肪、高カロリー、食物繊維不足などのいわゆる悪しき食生活です。

また、日々の運動不足、ストレス、睡眠不足、喫煙習慣などの生活習慣の乱れもインスリン機能に悪影響を与えると考えられます。

糖尿病と診断された場合は生活習慣の乱れが発症に大きく関与している場合には、原因となっている食生活や運動習慣の乱れを正す生活指導が勧められます。

そして、我々の体内ではミネラル成分が様々な身体機能を正常に保つために多彩な役割を担っていますが、中でも近年において生活習慣病をはじめ糖尿病の予防対策として重要な位置づけとして考えられているのが「マグネシウム」です。

もし周りに糖尿病に関して心配している人がいたら、十分にバランスの取れた食べ物を毎日の中で規則正しく取り入れることを推奨すると同時に、特にマグネシウムを中心としたミネラル成分の栄養素を前向きに摂取するように教えてあげて下さいね。

そして、日々の食事内容やサプリメント栄養、経皮吸収型クリームなどを上手に活用してマグネシウムの摂取方法を工夫することで糖尿病にならないように実り多い有意義な生活を送りましょう。

今回の情報が少しでも参考になれば幸いです。

引用文献

  1. 武本 智嗣、舟場 正幸、松井 徹:ラットにおいて脂肪およびスクロースの過剰摂取はマグネシウム欠乏を増悪する. 日本栄養・食糧学会誌. 70巻・ 4, p.157-163(2017-08).

DOI https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/2030912297.pdf

2)国立国際医療研究センターHP:糖尿病情報センターより

DOI https://dmic.ncgm.go.jp/general/about-dm/010/010/01.html

著者について

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■専門分野
救急全般、外科一般、心臓血管外科、総合診療領域

■プロフィール
平成19年に大阪市立大学医学部医学科を卒業後に初期臨床研修を2年間修了後、平成21年より大阪急性期総合医療センターで外科後期臨床研修、平成22年より大阪労災病院で心臓血管外科後期臨床研修、平成24年より国立病院機構大阪医療センターにて心臓血管外科医員として研鑽、平成25年より大阪大学医学部附属病院心臓血管外科非常勤医師、平成26年より救急病院で日々修練しております。

■メッセージ
私はこれまで消化器外科や心臓血管外科を研鑽して参り、現在は救急医学診療を中心に地域医療に貢献しております。日々の診療のみならず学会発表や論文執筆等の学術活動も積極的に行っております。その他、学校で救命講習会や「チームメディカル:最前線の医療現場から学ぶ」をテーマに講演しました。以前にはテレビ大阪「やさしいニュース」で熱中症の症状と予防法を丁寧に解説しました。大阪マラソンでは、大阪府医師会派遣医師として救護活動を行いました。