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ばね指を予防するのに今マグネシウムが注目されている?

【はじめに】

ピアノ伴奏者や料理人・美容師など手指を使う職業で「ばね指」は以前からよく知られていますが、近年ではパソコンやスマートフォンの普及により身近な病気になりつつあり、ばね指は日常診療上も良く遭遇する疾患であると言われています1)。

一度悪化してしまうと非常に厄介なばね指ですが、正しい知識を持って適切に対処することで症状の悪化を防ぐことも可能です。

そして、マグネシウム成分は手指部の筋骨格系組織の運動などに関与している主要ミネラルであると考えられています。

ところが、我が国でも日常生活内で前向きにマグネシウムを摂取している方は比較的少なく、これまでにもマグネシウムの摂取量が減少することで様々な病気に陥りやすいことが問題視されてきました。

また、近年では効率よく簡便にマグネシウム成分を補うことができるマグネシウムサプリメントやマグネシウムクリームという製品を日常的に活用する人も数多く存在しています。

今回は、ばね指にならないために日常生活においてマグネシウム製品を取り入れる重要性について説明します。

【第1章】ばね指とは?

ばね指とはひと言で説明すると、指の腱鞘炎のことを意味しています。

ばね指の原因は、パソコンやピアノの鍵盤を叩く、ゴルフやテニスなどの運動、包丁で野菜を大量に切るなどを契機にして指を使い過ぎることです。

これらの動作を繰り返して行うことで腱鞘に負荷がかかり、炎症が引き起こされるとともに、繰り返して炎症が起これば、腱鞘は肥厚し腱は肥大することでスムーズに動かすことができません。動かそうと腱鞘や腱に負荷がかかり、より一層ばね指が悪化してしまうのです。

手の指の手の平側には指を曲げるための「屈筋腱」と呼ばれる組織があり、指に沿って先端の方まで伸びており、この屈筋腱は浮き上がることがないように靭帯性腱鞘というトンネルの中を通っています。

通常、指の曲げ伸ばし運動は屈筋腱が靭帯性腱鞘の中をスムーズに移動することによって実行されますが、何らかの原因により屈筋腱に炎症が引き起こされて腫れてしまうと、腱鞘の中をスムーズに移動することができなくなります。

曲げた指を伸ばそうとした時に腫れた部位が腱鞘に引っ掛かって伸ばしにくくなり、さらに無理やり伸ばそうとするとカクンとバネを弾いたような動きをすることから、「ばね指」と呼ばれています。

ばね指の典型的な症状には、指の付け根を押したときに痛みを感じる、指を曲げ伸ばしするときに引っ掛かる、起床時に指がスムーズに動かずに指が曲がったまま伸ばしにくいなどが挙げられます。

症状が軽いうちは患部を休めて安静にすることで、痛みや違和感を取り除くことができますが、明らかに指をスムーズに動かせない場合には、まずばね指を疑った方が良いでしょう。

【第2章】ばね指にならないためにマグネシウム製品を取り入れる重要性

ばね指の治療法は症状を改善させる保存療法と、手術により完治を目指す手術療法があって、基本的にはばね指の治療は保存療法から開始することが多いです。

主な保存療法としては、指をできるだけ動かさないよう安静にする、サポーターやテーピングで関節を固定する、痛み止めを飲む、超音波や電気刺激による治療などが挙げられます。

また痛みが強く、日常生活に支障を来す場合には、炎症が生じている腱鞘へ直接ステロイド剤と麻酔薬を注射する「腱鞘内ステロイド注射」も実践されます。

そして、手指部の骨密度や筋肉強度を高めるためにはタンパク質やマグネシウムなどの主要ミネラルもたくさん摂取する必要があると言えます。

昨今注目を浴びている「サプリメント」は、ある成分が濃縮されて、錠剤やカプセルなど、通常の食品とは違う形をして作られた製品を指しており、最近ではサプリメントを通じてマグネシウムを補給する方法が一般的にも広く普及しています。

マグネシウムは、果物や野菜、そして経口サプリメントを組み合わせた食事成分として体内に摂取され、特に経口マグネシウムサプリメントに関しては成人1日あたりで約350 mgの摂取量以下であれば比較的安全域であると伝えられています2)。

また、これまでにオーソモレキュラー医学会はマグネシウム摂取の必要性を度々に渡って強く訴えており、極端な緩下作用を生じることなく適切な用量でマグネシウムを取り入れる方法として経皮マグネシウムを推奨しています。

日本人はマグネシウム不足になりやすく、半数以上の方が理想値には達していないことからも、食事やサプリメント以外の方法で毎日でも使用できる経皮マグネシウムクリーム製品が勧められています。

ばね指にならないためにも最低限のマグネシウムを摂取することが重要であり、その手段としてサプリメントや経皮的クリームなどのツールを上手く活用する必要があると考えられます。

【まとめ(おわりに)】

現代人にとってスマートフォンやパソコンはなくてはならないものですが、使い過ぎによりばね指に悩まされる方が最近増えています。

ばね指は初期のうちは症状が勝手に緩和されるため、軽視してしまいがちですが、症状を放置しておくと悪化することが多く、早期的に適切な処置を行うことが非常に大切です。

症状が進行してしまった場合には治療して改善するにも時間がかかりますし、手術をしないと完治しないことも見受けられますので注意しましょう。

そして、私たちのからだの中に確かに存在して色々な生命活動をサポートしてくれているミネラルの中でも、特に現代の人々における心身の健康のために欠かせない代表格が、「マグネシウム」であると言われています。

マグネシウムは人体を構成するミネラルの中でも必要量が最も多く、現代人の食生活では不足しやすい栄養素であるので、自分に適したサプリメントや経皮吸収型クリームなどの製品を選択して補給することを心がけることが重要な観点となります。

今一度日々の食事内容や生活習慣スタイルを見直しながら、マグネシウム成分の摂取方法を工夫することによってばね指を引き起こさないためにも有意義な生活をみんなで過ごしましょう。

今回の情報が少しでも参考になれば幸いです。

引用文献

1) 堀田 裕輔, 河野 正明, 千葉 恭平, 芝 成二郎, 津田 貴史, 沖 貞明:ばね指に対するPIP (IP) 関節固定装具による保存療法の試み. 中国・四国整形外科学会雑誌. 2020 年 32 巻 2 号 p. 253-256

DOI https://doi.org/10.11360/jcsoa.32.253

2) Guerrera MP, Volpe SL, Mao JJ. Therapeutic uses of magnesium. American Family Physician 80:157-162, 2009.

DOI http://www.aafp.org/afp/2009/0715/p157.html

 

著者について

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■専門分野
救急全般、外科一般、心臓血管外科、総合診療領域

■プロフィール
平成19年に大阪市立大学医学部医学科を卒業後に初期臨床研修を2年間修了後、平成21年より大阪急性期総合医療センターで外科後期臨床研修、平成22年より大阪労災病院で心臓血管外科後期臨床研修、平成24年より国立病院機構大阪医療センターにて心臓血管外科医員として研鑽、平成25年より大阪大学医学部附属病院心臓血管外科非常勤医師、平成26年より救急病院で日々修練しております。

■メッセージ
私はこれまで消化器外科や心臓血管外科を研鑽して参り、現在は救急医学診療を中心に地域医療に貢献しております。日々の診療のみならず学会発表や論文執筆等の学術活動も積極的に行っております。その他、学校で救命講習会や「チームメディカル:最前線の医療現場から学ぶ」をテーマに講演しました。以前にはテレビ大阪「やさしいニュース」で熱中症の症状と予防法を丁寧に解説しました。大阪マラソンでは、大阪府医師会派遣医師として救護活動を行いました。